何度目?な雑感。
「特に石に興味が有るわけでも無いのに話題を振ってくださる」知り合いと言うか。嬉しい事です。「こんなデカイのが産出した」とかってたまにニュースになるじゃないですか。そう言うとき「これって凄いのですか?」とかってメッセ頂いたり。我々宝石屋の本来的な仕事って、そもそも「石に興味を持って頂く」これに尽きますでしょ?それが根本的に日本の宝石屋は出来てない。なってない。そこなんですよ。問題は。その興味を引き出すのがまず第一。それが仕事。でなけりゃわざわざバタクンディくんだりまで行かん。ガンダーラを身をもって感じてこそカシミールが分かるし、フーシャサファイアも売れるのだ。僕は宝石が産出する「ロケーション」ってとても大切にしている。荒涼とした大地から出る石より自然豊かな土地から出る石のほうが、なんとなく「お話」を持っている気がします。インダス文明・・・アレキサンダー大王の時代に最も栄え、南伝から日本にもとても影響を与えた土地、玄奘三蔵が一度は行かねばと行ったガンダーラ。そこで21世紀になって産出したサファイアは高貴な紫で、更に不思議な青のヴェールを纏う。これね。もう僕にとっては「御守」。興奮・冷静・夢。そして物語。Excitement, a calm, dream. And "a story"人生って全部それだよね。僕の場合それが「石」だっただけ。毎日が「旅」。それを共感して頂くのがセラフのお仕事です。