更新してない言い訳はもう止めますが、個人的な備忘録として書いておきたいので…





皆さんはあり坂さんの3色のラーメンをご存知でしょうか?




赤→打ち上げらーめん

白→ホワイトらーめん

黄→クリームらーめん




ぶっちゃけ言ってしまうと、パッと見で「変わり種ラーメンだから、無難なのを頼もう」とか、「外したくないからみそラーメンにしよう」とか、思う人っているんじゃないかと思うんですよね?




自分もそういう所が少しありましたが、打ち上げらーめんのウマさを知っている身としては、ホワイトらーめんとクリームらーめんに対する期待というものを憶えていながらも試す機会もなく、今日に至っている次第なのでした。


しかし、個人経営の飲食店って、今は無き「味よし味二番」 のようにいつ閉店するかも分からないので、後悔しないように少しづつメニュー開拓をしてみました。




まず、「打ち上げらーめん」から。


打ち上げらーめん(950円)

以前に取り上げましたが、 個人的な思い入れもあるのでめっちゃ好きです。


ハッキリ言って、絶対にここでしか食べられない味で、癖になる人はめちゃくちゃハマります。


トマトベース?のスープにタバスコの辛味があり、なんとも言えない甘みも感じられて、独特過ぎる一杯となっています。
何味か?って言われると良く分かりませんが、とにかく妙に美味いです(個人的感覚)。
20年以上前に「タバスコらーめん」という名前で提供されていたのを覚えている身としては、変わらぬ味なのも然ることながらこの味をかなり前から出していた事に驚きます。

花火焼きという、ハンバーグタネを餃子の皮で丸く包んで揚げたものが乗っているのも特徴ですね。


次に白。「ホワイトらーめん」です。

ホワイトらーめん(950円)

ぶっちゃけ、三色の中で一番敬遠されそうなメニュー(失礼)に見えますが、アリかナシかで言えば全然アリな美味しさでした。



スープには牛乳が入っているらしく、まろやかな味わいながらも、塩みがビシッと決まっている。シチューのような粘度がある感じでもなく、ラーメンのスープらしくサラッとしています。
これまた何味?と言われると説明しづらいのですが、見た目以上にちゃんとラーメンしているので、違和感はありませんでした。多分、ベースのラーメンスープが美味いからだと勝手に想像しています。


具材は、たっぷりのもやしとワカメ、カイワレ、そしてこのドイツソーセージ。
ラーメンの具材としてソーセージはアリなのか?笑

…個人的には全然アリでした。
というか、このラーメンなら変にチャーシューを乗せるよりはこっちの方が合っている気もしました。
それにネギやメンマなどの所謂ラーメン定番の具材をあえて避けているのは、バランスと相性を考えているのではないか?と推測してしまいます。



最後に黄色。「クリームらーめん」です。

クリームらーめん(950円)

コーンスープに麺をぶち込んだだけだろう?と思われるかもしれませんが、そうじゃないんです!(強く否定)

コーンスープのような風味をもちながら、ちゃんとラーメンスープしてるんですよ。

これまたベースが何味なのか良く分かりませんが、コーンクリーム的なものが含まれているようでコクがあり、それでいてサラッとしたラーメンスープに仕上がっています。
塩みもビシッと決まっていて、見た目以上にちゃんとラーメンになっています。
何処となく打ち上げラーメンと同じ後味を感じたので、ベースは一緒なのかな?と(もしかしたら味噌味?間違ってたらゴメンなさい)。


具材は白菜とカイワレ、チーズ、クルトン、そして大量のコーン。
これもバランスと相性を考えてのセレクトではないかと。
特にクルトンは食感のアクセントにもなってて良かったし、チーズは後半の味変的な要素もあって美味しかった。

お店の方がコーンをスープから掬う用の穴開きスプーンを用意してくれていたので、有り難かったです。


三色共通して、麺はもちもちの縮れ麺。
変に主張してくる昨今の麺とは違って、実家に帰ってきたかのような安心の麺。
スープにアクセントをもってくるメニューでは、こういう麺のほうが相性が良いように感じられます。




いかがだったでしょうか?
あり坂さんの三色のらーめん。

ぶっちゃけ余程のあり坂さんフリークか暇人じゃなきゃ、制覇したって人は少ないんじゃないか?と思いますが、無難に走る人に向けてチャレンジする大切さを伝えたい訳です(何言ってるか意味不明)。


あと、総じて言えるのは三色ともに決して色物メニューじゃないって事ですね。

ちゃんとラーメンしてますし、美味いです。

最近のラーメンって、淡麗醤油とか二郎系とか家系とか決まった型の中で特色を出そうとしていますが、こちらの三色のらーめんはそういう意味では型をはみ出して独自過ぎるメニューを確立している感すらあります。

ラーメン大学とかではありましたが、最近はこういうメニューを出すお店が少なくなっているので、ある意味で希少なお店かと思います。



いつまでも続いて欲しいお店です。

ごちそうさまでした。