テーブルを囲み、セイとセツナは時折笑顔を見せながら話をする。
「セイはルカとどんな毎日を過ごしていたの?」
「そうですね。ルカ用のクッションを作ったりでしょうか」
「セイがルカのために手作りしたの?」
「はい…そうです」
「ねえ、セイ。ルカの餌箱も、セイの手作りなんだよね?すごく器用でびっくりしちゃった」
セツナはルカを膝に乗せたまま、感心したように室内を見渡す。
「いえ……自分にできることをしただけです」
「そっか。でもそれなら、私からもルカに何かプレゼントしたいな……あ、そうだ!ルカに似合う首輪、一緒に作らない?」
「首輪……ですか?」
「そう。私がデザインするから、セイ、一緒に形にするのを手伝ってほしいの」
セツナは操作端末を開き、ルカの白い毛に映える色を検討し始める。
「ルカは真っ白だから、やっぱりこの『幸せの種』をイメージした緑色か、それともセイの瞳と同じ青色がいいかな……」
「僕の……?」
「うん。セイがルカを大切に思ってる証みたいで、素敵だなって。……よし、このデザインでどうかな!」
セツナが描いたのは、落ち着いた青色の生地に、小さな銀色の星が刺繍されたデザインだった。
「……綺麗ですね。ルカによく似合うと思います」
「でしょ?じゃあ、ここからはセイの出番!この素材を編んで、サイズを調節して……」
2人は肩を並べて、小さな首輪を作り始めた。
(第124話に続く)