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世羅の気功と日常ブログ

「何もないと思っていた自分に、
小さな“できた”がくれた喜び」を
テーマに、気ままに想いのままに
書き綴るブログです。

セツナが布を裁ち、セイが細かな編み込みや留め具の調整を行う。

 

時折、セツナの指先がセイの手に触れ、セイがわずかに緊張して動きを止めるが、セツナは気づかずに楽しそうに笑っている。

 

その横で、ルカは「どんなのができるのかな~」と期待に胸を膨らませて2人を見つめている。

 

「よし……これで、最後を留めれば……」

 

セイが集中してピンを差し込み、形を整える。

 

「できた!セイ、すごいよ、売り物みたい!」

 

セツナが声を弾ませ、出来上がった首輪をそっと持ち上げた。

 

深い青色の生地の上で、銀色の糸が窓からの光を拾ってキラリと光る。

 

「ルカ、おいで。つけてあげるね」

 

セツナがルカを膝に招き、セイがその隣に屈み込む。

 

……僕が押さえていましょうか」

 

うん。お願い」

 

セイがルカの体を優しく支え、セツナが小さな首元に輪を回す。

 

2人の顔が自然と近づき、お互いの体温が伝わってくるような距離で、カチッ、と小さな音が響いた。

 

「わぁ……ルカ、すっごく似合ってる!」

 

セツナが手を離すと、ルカは不思議そうに首を振って、それから嬉しそうに飛び跳ねた。 

 

「見て見て!ルカ、かっこいい?」

 

「ああ、とてもよく似合っているよ、ルカ」

 

セイの言葉に、ルカは満足そうに喉を鳴らす。

 

セツナはその様子を見て、ふふっと笑う

 

「なんだか……本当の家族みたいだね」

 

 その言葉に、セイは一瞬だけ息を呑み、それから静かに頷いた。

 

(第125話に続く)