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世羅の気功と日常ブログ

「何もないと思っていた自分に、
小さな“できた”がくれた喜び」を
テーマに、気ままに想いのままに
書き綴るブログです。

翌日からの数日間、セイはいつも通りの日課をこなした。

 

筋トレをし、本を読み、ルカと庭に出てプチトマトや『幸せの種』の様子を確かめる。


変わらないはずの毎日の中に、わずかな違いが混ざっていることに気づきながら。

 

ふとした瞬間、ルカの首輪の青が目に入るたびに、あの言葉が思い出される。

 

――セイの瞳と同じ色。

 

……僕を、見てくれているんだな)

 

その感覚は、静かで、けれど確かに温かかった。

 

彼女がいない時間は、もうただの空白ではない。

 

次に会う日のために整える時間。


少しずつ、自分の中で意味を持ち始めている。

 

カレンダーに指を滑らせる。

 

月曜、火曜、水曜、木曜――

 

そして。

 

……明日は、金曜日だ)

 

その夜、セイは深く、穏やかな眠りについた。

 

目が覚めれば、またあの声が聞こえる。

 

そう思えるだけで、心はもう、次の朝へと静かに向かっていた。

 

(第129話に続く)