2人はキッチンに並び、これからの作業を手分けすることにした。
「じゃあ、何から始めよっか」
「まずはチキンですね」
セイは気持ちを切り替えて、冷蔵庫から下味を付けておいたローストチキンを取り出す。
「昨日のうちに仕込んでおいたので、あとは焼くだけです」
セツナは下味のついたチキンを覗き込み、目を丸くした。
「おおー。さすが」
感心したような声に、セイは少し照れくさそうに視線を逸らす。
「じゃあ私は何すればいい?」
「副菜をお願いします」
セイは昨日のうちに切り揃えておいた野菜を取り出し、皿へ並べながら説明する。
「こちらは盛り付けるだけで大丈夫です。そのあと、このドレッシングをかけてください」
「了解!」
返事をすると、セツナは手際よく皿へ野菜を並べ始めた。
(第288話に続く)