ルカのあまりの可愛さに、セツナは思わず歓声を上げる。
「きゃーっ!かわいいー!ルカ、写真撮っていい?」
「ルカのしゃしん?わーい!」
許可をもらうや否や、セツナは慌てて端末を取り出した。
「じゃあこっち向いて!」
「はーい!」
ルカがぴんっと耳を立てる。
その瞬間を逃さずシャッターを切った。
「きゃあああ!今のもすっごく可愛い!」
「えへへー♪」
褒められて気を良くしたルカは、今度は自分からポーズを取るように胸を張る。
「今度はこっち見て~」
「は~い♪」
次々とポーズを変えるルカに、セツナのシャッターは止まらない。
「ルカが可愛すぎてシャッターを切る手が止まらないよ~」
楽しそうにはしゃぐセツナを見て、セイは小さく笑った。
ルカを見ているはずなのに、気が付けば自分の視線はセツナへ向いている。
楽しそうに笑うその横顔から、なぜか目が離せなかった。
けれど、それがどうしてなのかまでは、まだ分からないままだった。
(第278話に続く)