そうして3人は買い物を続けながら、店内を見て回っていた。
その時だった。
「あっ、見て見て!」
突然セツナが足を止めた。
彼女の視線の先には、ペット用の冬物小物が並ぶコーナーがあった。
セツナはその中から小さなクリスマス帽子を手に取った。
「これ可愛くない?ルカに似合いそう」
赤い帽子の先には白いポンポンが付いている。
「クリスマス用の帽子ですね」
「うん。でもクリスマスしか使えないしなぁ」
するとセイが少し離れた棚を見た。
「では、あちらはどうでしょうか」
「ん?」
セツナが振り返る。
そこには普段使いもできそうなマフラーが並んでいた。
「あ、いいねそれ。ルカはどう思う?」
「ルカもそれ、すきー!」
即答だった。
「そっか。じゃあこれはルカ用に買って帰ろうか」
「いいですね。買い物や散歩に行く時に使えそうです」
「だよね!じゃあ決まりだね」
セツナは嬉しそうに笑う。
「わーい!
」
ルカは嬉しそうに前足を上げた。
(第271話に続く)