手に取ったクラッカーの箱には、色とりどりの紙吹雪が飛び出すイラストが描かれている。
セツナはその箱を見ると、嬉しそうに言った。
「あ、これ面白そう。これ使ったら絶対盛り上がるよね」
セイもその言葉に素直に頷く。
「そうですね」
そうして2人がたわいもない会話を続けていると、気づけば買い物かごの中身はどんどん増えていた。
「これで必要な物は全部入れたかな?」
セツナが買い物かごの中を覗き込む。
かごの中には、ツリー用の飾りやリース、イルミネーションがぎっしり詰まっていた。
さらにクラッカーやパーティーグッズまで加わり、いつの間にかかなりの量になっている。
「はい。飾り付けに必要な物は問題ないかと」
そう言って、セイも頷いた。
(第270話に続く)