セツナが受注ボタンをタップしたとたん、再び派手な効果音が鳴り響く。
《イベント開始》
《まずはクリスマスツリーを完成させましょう!》
《不足している装飾品はショップでも購入できます!》
《期間限定ショップはこちら▶》
次の瞬間だった。
リビングの中央に光の粒が集まり始める。
そして光が収まると、そこには1本のもみの木が立っていた。
「ツリーだ」
「そのようですね」
さらに足元には、小さな箱がいくつか置かれている。
セツナが近付いて中を覗き込んだ。
「星が3個。リボンが2本」
「あとボールが少しですね」
セイも確認する。
イベント支給品らしい。
「……なんか少なくない?」
セツナが正直な感想を漏らした。
「そうですね。これだけを飾っても完成判定にはなるのでしょうが」
「ちょっと寂しいよね」
「ええ」
2人は揃ってツリーを見る。
(第263話に続く)