落ち着かない気持ちを紛らわせるように、セイは意味もなく部屋のあちこちを確認していた。
その時、操作端末が小さく反応した。
――〈今から行くね。〉
一瞬、胸の奥が跳ねた。
セイはすぐに返信を打つ。
――〈はい。お待ちしています。〉
そう送信してから画面を閉じる。
ルカがこちらを見ていた。
「セツナちゃんが来るんだね」
「……うん」
今度は否定しなかった。
窓の外へ視線を向ける。
冬の空は変わらず穏やかだった。
けれど、少しだけ世界が明るく見える気がした。
(第251話に続く)
落ち着かない気持ちを紛らわせるように、セイは意味もなく部屋のあちこちを確認していた。
その時、操作端末が小さく反応した。
――〈今から行くね。〉
一瞬、胸の奥が跳ねた。
セイはすぐに返信を打つ。
――〈はい。お待ちしています。〉
そう送信してから画面を閉じる。
ルカがこちらを見ていた。
「セツナちゃんが来るんだね」
「……うん」
今度は否定しなかった。
窓の外へ視線を向ける。
冬の空は変わらず穏やかだった。
けれど、少しだけ世界が明るく見える気がした。
(第251話に続く)