■ Eternal Arc ~バーチャ ルとリアルの交錯物語~ <エピソード0> ■(第171話)カフェを出ると、夜の空気はすっかり冷えていた。 昼間の名残は消え、街は静かな夜の顔を見せ始めている。 「……大丈夫そう?」 セツナが歩き出しながら、横目でセイを見る。 「はい。もう、ほとんど問題ありません」 実際、身体は落ち着いていた。 胸の鼓動も、呼吸も、さっきよりずっと穏やかだ。 2人は、来た道とは少し違う通りを選んで歩く。 自然と、イルミネーションの中心からは距離を取る形になっていた。 (第172話に続く)