2人は会計を済ませ、店の外へ出る。
冷たい空気が、少しだけ心地いい。
「なんか、ちょっとだけのつもりだったのに、つい買っちゃったね」
セツナがくすっと笑う。
「それも、楽しみの1つかと」
そう、セイは短く返しながら、
「ルカ、よかったな」
と、かごの中を覗き込む。
セイの言葉に、満足そうな声で、短く
「うん!」
と答えるルカ。
その様子を見て、セツナも自然と笑う。
そのあたたかな温もりを感じながら、2人は自然に視線を合わせ、静かに微笑みあった。
そして、さっきよりも、少しだけ距離が近いまま、3人で並んで家路についた。
(第143話に続く)