「これで大丈夫です。時間も問題ありません」
ナイトスキーの予約を済ませたあと、セイはセツナにそう言った。
「ありがとう、セイ。楽しみだなぁ」
その言葉に、セイはわずかに視線を逸らした。
「……準備も必要ですね」
「だね、寒そうだし」
「防寒具はもちろんですが、動きやすさも必要です。よければこのまま見に行きますか。装備や必要なものも揃えられますし」
「え、いいの?」
「はい。時間もありますし、その方が無駄もないと思います」
「じゃあ行こうか」
セツナが立ち上がると、ルカもぴょんと跳ねる。
「おでかけ!」
その声に、セイはわずかに目を細めて微笑んだ。
「……行きましょうか」
そう言って2人は、冬の気配がただよう扉へと向かった。
(第134話に続く)