今日の締めくくりとして、ルカのための食材を求めに、セイは野菜コーナーへと足を進めた。
「ルカは何食べたい?」
ルカはちょっと考えて、にこにこしながら言った。
「うーんとね……セイくんが作ってくれるなら、にんじんとかキャベツとか、いろいろ食べたいな!」
「なるほど…じゃあ今夜はそれにしよう」
家に戻ると、セイはセツナと約束した日課を思い出す。
「そうだ。今日は筋トレと読書もやろう」
約束していたことをこなしながら、その横でルカは楽しそうに遊んでいる。
休憩の合間には、一緒にご飯を食べて、気づけば朝も昼も夜も、全部一緒だった。
ルカが丸くなって眠り始めるのを見ていると、セイもなんだか眠くなってくる。
(……少しだけ、目を閉じようかな)
セツナさんが来ない日々を、どう過ごすことになるのかと思っていたけれど、ルカのおかげで、こんなふうに過ごせている。
(ルカを迎えることを提案してくれたセツナさんに、感謝しないとな)
そんなことを考えながら、穏やかな時間は、静かに流れていった。
(第106話に続く)