■ Eternal Arc ~バーチャルとリアルの交錯物語~ <エピソード0> ■(第17話) | 世羅の気功と日常ブログ

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「何もないと思っていた自分に、
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《ヒント1:過去・現在・未来》

 

 

……いきなり壮大だね」

 

セツナが苦笑まじりに呟く。

 

「過去、現在、未来……全部に関係するものってこと?」

 

「おそらく、時間そのものではなく、3つを同時に含む“何か”でしょう」

 

「難しいなあ。でも、なんとなく分かる気もする」

 

「人の記憶や意識の在り方に近い気がします」

 

「意識、かあ……」

 

「少し考えさせられますね」

 

「うーん、確かに、でもこれだけだとまだわからないことだらけだから、次のチェックポイント行ってみない?」

 

「はい、その方がよさそうです」

 

「それじゃ、次のチェックポイントに行ってみようか」

 

 

 

《ヒント2:遠くて、近いもの》

 

 

……これも抽象的だね」

 

「心的距離、あるいは関係性の距離でしょうか」

 

「えっと……いつも一緒にあるのに、普段は意識してない、みたいな?」

 

セツナの言葉に、セイは少しだけ目を見開いた。

 

「その可能性は高いです」

 

「もしかして心の距離とかかな?」

 

「なるほど、その線もありえそうですね」

 

「うーん、でもまだよくわからないね。次のチェックポイントに行ってみようか」

 

「はい、そうしましょう」

 

 

 

《ヒント3:当たり前のもの》

 

 

……あ、これ、分かる気がする」

 

セツナは自然に言った。

 

「当たり前すぎて、気にもしないもの」

 

「はい。失って初めて気づく類のものですね」

 

「あと無意識にやっちゃっていることとか?」

 

「なるほど…」

 

そうだな~。例えば呼吸とかかな?」

 

はい、そうですね

 

セイはそれに頷いた。

 

それに呼吸や心臓の鼓動は、意識しなくても勝手に動いています」

 

そういえばそうだよね。止めようとしなくても、無意識に体が勝手にやってくれてるよね」

 

「手足の動きも同様です」

 

「え?」

 

「普通は『動かそう』と考える前に、動いています」

 

……確かに」

 

セツナは自分の手を軽く握った。

 

「意識に上げていないだけで、いつもそこにあるもの、か」

 

「それじゃ、次のチェックポイントに行ってみようか」

 

「はい、そうしましょう」

 

(第18話に続く)