「緩む」ことと「鍛える」こと | 世羅の気功と日常ブログ

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前回のブログでは、緊張していた自分が少しずつ緩み、笑顔になれるようになってきたことを書きました。


今回は、「緩む」と「鍛える」、一見正反対に思えるこの2つについて、気功の体験を通して感じたことを書いてみたいと思います。

 

「筋肉は鍛えないとダメ」とよく言われますし、実際その通りだと思います。


加齢による筋肉量の減少を防いだり、代謝を上げて太りにくい体を作るためにも必要ですし、体幹を鍛えることで良い姿勢を保ちやすくなり、肩こりや腰痛の予防・改善にもつながります。


また足腰の筋肉を鍛えることは、転倒のリスクを減らし、将来的に自立した生活を送る上で非常に大切になります。

 

筋肉を鍛えることで血行が良くなり、冷え性やむくみ、肩こりの改善も期待できますし、筋トレによって骨に刺激が加わることで、骨密度が向上し、骨粗しょう症の予防にもつながります。

 

そのうえ私の先生も「筋肉は感覚器官」とおっしゃっていて、鍛えることでヒーリング力や気感、体感も高まることを教えてくださいました。


そのような理由から先生自身も筋トレをされていて、私も「感覚を良くしたいなら筋トレをした方が良い」とアドバイスを受けました。

 

でも、だからこそ、「緩ませること」の意味や大切さがなかなかピンときませんでした。


というのも、気功をすると「緩む」ことでリフトアップするという現象がよく起きるのですが、これについて最初はよく理解できなかったからです。


むしろ緩ませると、「たるんでしまう」と思っていました。

 

けれど、ヒーリングを受けたり、美容気功を続ける中で、自分の体が少しずつ緩んでいくと、確かに体が緩むことで、目に見えてリフトアップすることがよくありました


美容気功などをする前と後を客観的に見比べるために、時々スマホのカメラで顔の写真を撮っていたのですが、写真で見ると鏡で自分の顔を見るよりもはっきりと視認できるのです。

 

なので、「え?緩んだのに上がってる…?」と、最初は本当に不思議でした。


でも実際に自分の体で体験していくうちに、少しずつその理由も分かってきました。

 

筋肉は「緩んだ状態=力が入っていない状態」ではなく、「しなやかに動ける、自然な状態」なんですね。


逆に、硬くなってしまうと動きが悪くなるし、血流などの流れも滞ってしまう。


そうなると重力に逆らえず、どんどん“下がって”いってしまうんです。

 

だからこそ、「まずは緩めること」で筋肉が本来の働きを思い出し、結果として“自然に引き上がる”状態が生まれるんですね


これは実際に体験してみないとなかなか伝わらない感覚かもしれませんが、気功をしていると、こういった身体の変化を日々感じることができます。

 

私たちの体は筋肉によって支えられています。


そして筋肉は、単に動くだけでなく、「感覚器官」としての役割も果たしているのです。


硬くなった筋肉は感覚も鈍くなり、ヒーリングの体感も得にくくなる。


逆に、筋肉が柔らかくなればなるほど、感覚が繊細になり、ヒーリングの効果も実感しやすくなります。

 

顔のリフトアップも同じです。


筋肉を緩めて、血流などの流れがよくなれば、自然と表情が引き上がります。


頬も、胸も、お尻も――本来の位置へ戻っていくのです。


緊張を手放して体が緩めば、結果的に「上がる」のです。

 

つまり、「緩む」というのは、ただダラッとするという意味ではなく、本来のパフォーマンスを発揮するということなのだと思います。


そして体調を整えるためにも筋肉を使う、鍛えてやることも必要なので、

 

「緩ませる」×「鍛える」=本来の力を引き出す

 

このバランスこそが、自然なリフトアップや、健康、ヒーリングの体感を高めてくれる秘訣なのかもしれないと思いました。

 

緩んで、笑顔になって、魅力があふれてくる。


これからも、緩ませることと鍛えること、どちらも大切にしていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。