ふとした瞬間、理由もわからず、モヤモヤした気分になることはありませんか?
私は最近、そう感じることが増えてきました。
何か特別な出来事があったわけでもないのに、なんとなくスッキリしない。
気分が落ち着かず、心がざわざわして、理由もわからないまま時間だけが過ぎていく――そんなことがあるのです。
逆に、そのモヤモヤの原因を探そうとして、無理に関連づけてしまい、「あの時の〇〇が原因かも」と考え込んで落ち込んでしまう。
気がつくと作業が進まないことにイライラし、「無駄な時間を過ごしてしまった」と自分を責めてしまう。
でも、こういう状態って、たぶん「理由があるからモヤモヤする」のではなく、「モヤモヤするから理由を探してしまう」んだと思います。
そして、そのモヤモヤの正体は、おそらく更年期やホルモンバランスによる「ゆらぎ」ではないかと感じています。
実はこの文章を書いている今も、私はまさにその「モヤモヤ」の真っ最中です。
でも、私はこの気分を“消す”ことができるようになりました。
気功を学び始めて、最初に教わった技術のひとつが「情動(感情)を消す」というものでした。
私はこの技術に何度も助けられてきました。
意味のわからない不快な感情、引きずってしまう気持ちを、この方法で軽くしていくことができたのです。
今も、ただモヤモヤを一瞬意識に上げて、技術を使うことで、その気分をすっと消すことができます。
すると、気持ちが平常に戻って、余計な思考に引っ張られずに済むようになります。
自分を責めることもなくなり、自己肯定感が下がることも防げます。
本当に、何度この技術に救われたかわかりません。
きっとこの技術は、更年期で気持ちの浮き沈みに悩む女性や、日常に悩みを抱えている多くの方に役立つものだと思っています。
もし昔の私がこの技術を持っていたら、認知症の母へのイライラや怒りを、その場で和らげて、もっと優しく接することができたかもしれません。
さらに、パニック発作の不安や一人でいることへの恐怖、広場恐怖や予期不安も、この技術を使うことで軽くして、今のようにもっと行動することに抵抗を感じなくなっていたかもしれません。
感情は本来、人生の彩りでもある大切なもの。
でも、時にはその感情が重たくて、前に進めなかったり、人を傷つけてしまったり、自分を責めてしまうこともありますよね。
そんな「いらない感情」だけをやさしく手放すことで、人生をもっと軽やかに、生きやすくすることができると、私はそう信じています。
感情を消すというと、悪いことのように感じる人もいるかもしれませんが、感情を消すというのは記憶を消すというのとは違います。
記憶はあるのに感情だけが「思い出そうとしても思い出せなくなる」のです。
だから、大事な思い出をすべて消すというのとは違うのです。
「必要ないものだけを、そっと手放す」ことで心の中の感情の波がなくなり、フラットな状態になる感覚です。
ただ余計な感情だけを消してしまう、そんな技術です。
なので自分らしく自由に生きていくために、とても心強い助けになります。
特に、更年期で感情に振り回されやすくなる時期には、こうした技術が大きな支えになると思っています。
まだどんな形で提供していけるかはわかりませんが、いつか、同じように悩んでいる女性たちに向けて、何かお届けできたらと思っています。
いらない感情を手放して、もっと自由に、軽やかに、私らしく生きるために。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。