今日は父の誕生日です。
もう亡くなっていますが、やはり父の誕生日には特別な想いがあります。
父が亡くなった当時、ちょうど3日後が誕生日だったため、誕生日を迎えられなかったことがとても悲しく感じました。
今の私があるのは父のおかげだと思っていますし、父がいなければ、私は生きてこられなかったとも思います。
父と母が出会ってくれたことで私が生まれたわけですし、父の存在がどれほど大きなものであったか、感謝してもしきれないほどです。
おおらかで懐が深く、誰にでも親身になれる優しさを持っていた父が私は大好きでした。
父は人望が厚く、いまだに父の友人たちが私のことを気にかけてくださるのも、父のおかげで素敵な人々に恵まれている証だと思います。
私が辛い時にはいつもそばにいてくれた父。
自分の体調が悪い時でも、パニック障害に苦しむ私を支え、身を粉にして助けてくれていました。
癌が見つかってからも、私に心配をかけまいと、いつも通りの穏やかで優しい父のままでいてくれました。
どれだけ不安で怖くても、私の前では変わらない父でいてくれたおかげで、私の心の中にいる父は、おおらかで、冗談が好きで、温かな存在のままです。
辛かった闘病生活のことはほとんど思い出せないくらい、父との思い出は優しく温かなものばかりに満たされています。
「お父さん、誕生日おめでとう」
直接伝えることはもうできませんが、今日は父との思い出を振り返りながら、心の中で父の誕生日をお祝いしたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。