王77~78シーズン①

 

シーズン序盤のスタメンはこんな感じ。

 

ルーシャス・アレン

ロン・ブーン

スコット・ウェドマン

リチャード・ワシントン

サム・レイシー/トム・バールソン

 

開幕15試合のうち11試合がロードというハードなスケジュールでしたが、そこは6勝9敗。

その後もしばらくは粘っていましたが、年末、13勝17敗というところから9連敗。

これによってディビジョン最下位まで落ちてしまいます。

 

この連敗中(7連敗で13勝24敗でした)には、フィル・ジョンソンHCが解任されました。

 

●お疲れさまでした

このシーズンのジョンソンHCは、Cを固定しなかったり、ブーンを外してオーティス・バードソングをスタートさせたりするなど、ラインナップを試行錯誤していました。

 

後任(暫定HC)は、アシスタントGMを務めていたラリー・ステイバーマン。

 

ステイバーマンはコーチ歴も多少あり、ノートルダム大でACを2年、ペイサーズでHCを1シーズンと9試合(初代HC)、務めたことがあります。

 

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ステイバーマンHCはPGをブーンに戻し(バードソングがベンチ)、Cもレイシーで固定。

ちょくちょくスタメンを変えていたジョンソンと違い、ラインナップはあまり弄りません。

 

しかし、この程度の変化で勝てるようにはなりません。

オールスター直前の試合から7連勝をマークしますが、それまでの負けを取り戻すほどではなく、23勝34敗。

 

その後はまた黒星を増やしていき、ラストは6連敗。

31勝51敗でシーズンを終えました。


これでもホームでは22勝19敗と勝ち越しているんですが、ロードが9勝32敗と壊滅的です。

 

オフェンスは、スタッツを見る限りでは、中の上といったところ。FT成功率はリーグ3位でした。

一方、ディフェンスは改善されないままのようです。

ファウルの多さも特徴ですかね(リーグ3位)。

 

【G①】

 

アレンは77試合(66試合がスタート)で平均11.9点・4.7アシスト・1.2スティール。

開幕からほとんどの試合でスターターを務めましたが、レイカーズ時代から抱えていた慢性的なつま先の怪我や幾つかのコンディション不良に悩まされたようで、シーズン終盤に1試合欠場したのを挟んでベンチへ。

 

ステイバーマンHCはここでブーンをPGにスライドさせ、バードソングをスタメンに固定しています。

 

ブーンは、ステイバーマン体制ではすべての試合でスタートしましたが、ミニッツはコーチ交代前よりも減少。

82試合で平均17.7点・3.8アシスト・1.3スティールでした。

 

このシーズンからTOが記録され始めたんですが、ブーンは平均3.7TO(総TO数はリーグ9位)。

ABA時代からTOの多い選手ではあり(ABAでは記録されていました)、その辺がミニッツに響いたでしょうか。

 

【G②】

 

バードソングは73試合(20試合がスタート)で、平均15.8点・FG成功率49.2%。

オール・ルーキー・チーム入りはなりませんでしたが、スタートした20試合の得点アベレージは20点を超え、固定されたラスト10試合では24.4点をマーク。

ジョージ・マクギニス、ビル・フィッチ、ノーム・ヴァンリアーらも、”きっと素晴らしい選手になる” と認めるなど、実力は確かです。


ジョンソンHCは、辞任後、バードソングの控えめな性格についてこのように語っています。

「オーティスが望めば、ウォルター・デイビスマーカス・ジョンソン(ともにこのシーズンのルーキー)と同じくらいシュートを打てるだろう。彼は1試合に約10本のシュートを打たず、他の選手にシュートのチャンスを渡すんだ」

 

「ドラフト当日に飛行機で連れてこられたとき、初めて彼に会った。物静かで、人となりを知るには時間がかかるタイプという印象だった。我々は幸運だった。最近のドラフト指名選手たちを見れば、オーティス、リチャード・ワシントン、スコット・ウェドマン。皆、良い人材だ。バスケットボールチームにとって、これは重要なことだ」

 

バードソングの性格を象徴するエピソードが、シーズン序盤にクリーブランドで行われたキャブス戦。

この試合のキングスは、バードソングがベンチからチーム最多の18点をあげて勝ったんですが、試合後、そのバードソングは記者の多さに引いてしまい、ラジオ・インタビューを欠席しています。

 

もうひとりのルーキーG、ジョン・キュースターは、12月からローテーションに定着(アレン欠場時にスターターとして結果を残したのが効いたでしょうか)。

バックアップとして78試合に出場し、平均4.8点・3.2アシストでした。


【SF】

 

ウェドマンは81試合でキャリアハイの平均36.6分もプレイ。

平均17.7点・5.7リバウンド・1.2スティール・FG成功率50.9%・FT成功率87.0%(リーグ5位)でした。

 

爆発的なスコアラーではありませんが、81試合中77試合で2桁得点をあげるなど安定しており、得点とFG成功率とFT成功率もキャリアハイです。

 

SFの控えはボブ・ナッシュ。

66試合で平均12分ほどのプレイでしたが、平均5.5点・FG成功率51.6%をマークしました。

 

2月(オールスターブレイク後)からローテーションに入り、3月頭のナゲッツ戦ではベンチからチーム最多の33点をあげて勝利に貢献。また、シーズンラスト4試合はすべて2桁得点でした。