王78~79シーズン①

 

開幕2連敗スタートとなりますが、その後は長い連勝こそないものの白星先行。

前半戦を31勝20敗とし、なんとディビジョン首位でシーズンを折り返しました。


フィル・フォード

オーティス・バードソング

スコット・ウェドマン

ビル・ロビンジン

サム・レイシー

 

スタメンはほぼこの5人。

フォードは、開幕直後はまずまずといった感じでしたが、10月末から徐々に本領発揮。

得点とアシストのダブルダブルを連発し、12月頭のナゲッツ戦では決勝打となるジャンパーを決めるなど、早くもチームの中心選手となりました。

 

チームとしても、昨シーズン、同ディビジョン首位だったナゲッツに3勝1敗と勝ち越したり、12月頭には9連勝中のブレッツにロードで逆転勝ちを収めたり、と存在感を見せています。

 
後半戦が始まってもしばらくは調子がよく、2月末には40勝22敗とシーズン最大18の貯金を作りました。
 
この後、ロードの多い時期に入ると、二度の5連敗を喫するなど15試合を3勝12敗と負け越し、ナゲッツに抜かれてディビジョン2位に落ちてしまいますが(43勝34敗)、直後のシーズンラスト5試合にすべて勝ち、48勝34敗でシーズンを終了。
ナゲッツがシーズン78試合目のブレッツ戦に負けたことでディビジョン首位に返り咲き、シーズン80試合目のレイカーズ戦に勝ったことでその座を守りました☆
 
このチームがディビジョン首位でシーズンを終えたのは、51~52シーズン以来のこと。
フィッシモンズはコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞しました☆
 
フィッシモンズのゲームはランニングスタイル。
フィル・ジョンソンHCはスローなセットオフェンスを用いていたのでペースが遅かったんですが、このシーズンのキングスは22チーム中5位にペースアップ。
FG成功率も上がりました。
(昨シーズンのペースは9位と遅くはないんですが、シーズン半ばにHCが交代しているのでその影響があったかもしれません)
 
【スーパールーキー】
 
フォードは79試合で平均15.9点・8.6アシスト(リーグ4位)、2.2スティール(リーグ5位)。
オール・ルーキー1stチームに選出され、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しただけでなく、オールNBA2ndチームにも入りました☆
 
スピードとスキルを活かしたペネトレイト、オープンコートでのプレイが持ち味。
時折見せる、ジャンプと同時に360°回転して決めるレイアップ/シュートなど、トリッキーな動きも魅力です。
 
圧巻だったのは2月末の3連戦で(三日連続試合がありました!)、初戦から順に26点&22アシスト&5スティール、22点&6アシスト、22点&21アシストをマークしました。
難点はジャンパーが不安定なことと、TOの多さですかね(平均4.1本)。
 
フィッシモンズは、「フィルは、空高くジャンプして3人のフリーの選手を見つけ、常に調子の良い選手、あるいは最高のシューターにボールを渡すことができる稀有なタイプの選手だ」と絶賛。
フォードも、「私はとても幸運だった」「NBAで最高のコーチの下でプレーできたし、チームメイトたちも素晴らしかった」とキングスでのプレイを喜びました。


対戦相手からの評価も上々です。

 

「彼を見ると、自信がにじみ出ている」

彼はエキサイティングだし、本当に楽しんでいるように見える。テレビで彼を見ていたが、シュートはできないと思ったし、コート全体をどれだけよく見渡せるのかもわからなかった。今は、彼にできないことが何なのか疑問に思っている」

マーケス・ジョンソン

 

「フォードのように試合を支配できるGはほとんどいない」

「ジョン・ルーカス、ネイト・アーチボルド、そしてオスカー・ロバートソンがそうだった。彼らは皆、試合のテンポをコントロールできた。フィル・フォードにもそれができる」

トム・ニッサルキ

 

【ウィング】

 

バードソングは全82試合でスタートし、平均21.7点・1.5スティール・FG成功率50.9%。

2年目にしてオールスター初出場を果たしました☆

 

シーズン序盤に「フィルがいれば誰も心配しないよ」「ただオープンになればボールが来るんだ」と話しており、フォードの恩恵をかなり受けた様子。

 

フィッシモンズは、フォードとバードソングのバックコートについて、「バードソングは、誰か別の人間をチームに送り出さない限り、何の役にも立たないだろうと分かっていた」

「だからこそ、フィル・フォードが唯一の選択肢だったんだ。彼が何を言おうと、彼こそが我々に必要な人材だった。イタリアでの契約を真剣に考えていたとしても、我々には彼しか選択肢がなかったんだ」

 

ウェドマンは73試合で平均18.3点・5.3リバウンド・FG成功率53.4%(キャリアハイ)・FT成功率79.7%。

 

この人のトピックスは、シーズン終盤の交通事故。

3月4日(雨天)の試合後、カンザスシティの高速道路で運転していたポルシェが横転し、脳震盪に加え、肩、胸部、脚などに怪我を負いました。

20日ほど(8試合)の欠場で復帰するんですが、医師たち曰く、この程度で済んだのはウェドマンのコンディショニングがよかったお陰だとか。

 

復帰初戦では25点をあげており、復帰後のスタッツからも怪我の影響は見えません。