産婦人科研修医(レジダント)3年目にして二人目の妊娠が発覚しました
産婦人科医であってもやはり妊娠は緊張するし何でもかんでも気になるものです
妊娠中、NAVERブログや妊婦・ママカフェをどれだけ検索した事か…(笑)
大した話ではないですが、産婦人科研修医が妊娠した時のメリット、デメリットについて書いてみようと思います。
メリット
超音波見放題
さすがに経腟超音波は自分では見れないので初期には無理ですが
14週位から当直の度に一人コッソリ自分のお腹に超音波当てて見てました(笑)
胎動がない時期は特に「チャント元気に育ってるかな!?」って心配になりますからね
いつでも超音波見放題なのは産婦人科医ならではのメリットでした
あと研修医の時期は立体超音波の使い方教えてくれないんですよ…
なので自分で練習出来て勉強になりました
上手くはないですが自分でとった立体超音波デス
自分の目で確かめた信頼できる先生に通える
有名な先生だからと言って必ず手術が上手だとは限りません
だからと言ってこの先生はやめた方が…なんて言いふらす事も出来ないので
結局、患者さんはマスコミや口コミ頼りになってしまうんですよね。
そういう面では、色んな先生達の手術を実際に見て比較して自分が一番信頼出来る先生に通えたので
子供の事、自分の事を99.9% 安心して任せる事が出来ました
手術にするか、自然分娩にするかの迷いがなくなる
何百人もの妊婦さんを見てきたので分娩方法に関する迷いがなくなります
どちらが良いかは個人差があるので周りを見ても手術と自然分娩の比率は半々ですね。
私は残念な事に長男を産んだ時は産婦人科医ではなかったので
誘導分娩をトライして子宮口全開までいったけど結局ダメで帝王切開したという残念なパターンです…
もし今の知識を持ったままあの頃に戻れるなら最初から帝王切開します。
動画を撮ってもらえる
お腹切って子供出してる動画なんて普通撮らないし
撮ってほしい思うお母さんもあまり居ませんからね。
私以外は旦那も長男も誰も見ようとしませんでした
仕事をしながら健診が受けれる
わざわざ時間を空けて病院に行く必要がない
デメリット
妊婦に対する配慮が少ない
大学病院の産婦人科は妊婦に対する配慮の少ない職場 WORST 5位内に入るんじゃないでしょうか
勤務時間短縮とか仕事の量を減らしてくれるとか無いです
一緒に仕事してる人達皆が産婦人科医なので
何か問題が起きてもすぐ対処出来ると思ってるからでしょうか…
基本自分でチャント管理しろって感じです
お腹が張ったら自分で勝手に横になって
ひどい場合は点滴を打って
それでも解決しないなら休暇だして入院
特に問題なければ普段通りに仕事といった雰囲気です
実際私は38週で入院する直前まで当直、手術室で一日中立ちっぱなしも当たり前でした
後輩にも双子の妊婦さんがいたんですが36週までバリバリ働かされてました
あと産休が短く(これは全国のインターン、レジダントに共通ですが…)仕事復帰は90日後です…
育児休暇は出せない事はありませんが出してる人を見た事がありません…
娘は100日にもなってないのにオリニチプ(保育園)に預けました
旦那があまり心配してくれない
妊娠中「職場には教授もいるし、お前も産婦人科医だし、何の心配もないよねー。」を連発してました…
あと長男の時は旦那と一緒に超音波が見たくて
毎回土曜日に健診を予約していたんですが
二人目は仕事中空いてる時間にパッと教授の外来行って済ませちゃうので
旦那は一度も健診に参加せず終わりました…
長男の時とは違って超音波の写真を見せてもシックリした反応がなく
健診の度、私一人舞い上がってる感じだったのがチョット寂しかったです
今では娘にデレデレですが
今日は以上です