中国 食べる家畜の血 血豆腐 血旺とは? | 3分でわかる中国食品・食材攻略

中国 食べる家畜の血 血豆腐 血旺とは?

■中国 食べる家畜の血 血豆腐 血旺とは?

まいど、おおきにさんです。中国食品コメンテーター、戸田大介です。

血豆腐に初めて私が出会ったのは、台湾の台北です。

1994年当時、下宿していた付近の食堂で、ただで飲めるスープの具に血豆腐が入っていました。


なんか柔らかいけど、レバーっぽい食べ物だと思って食べていました。

そうしたら同級生だったスペイン人やじるし西班牙人(xi1 ban1 ya2 ren2)が、それは豚の血を固めた豆腐だよと教えてくれました。

そのスペイン人の同級生は、血豆腐を食べる習慣がスペインにもあると言っていました。



血豆腐、正式名称は血旺(xue4 wagng4)と言うそうです。


豚の血が一般的ですが、鶏の血もあれば、アヒルの血もありますし、山羊の血もあります。

雲南省人は血豆腐、血旺(xue4 wagng4)と言う名称で呼ばずに、それぞれ猪血鶏血鴨血羊血と呼んでいます。


市場で販売されていた豚の血豆腐↓
血豆腐1



血豆腐2
これだと見た目はそんなにグロテスクではありません。


血豆腐は家畜をつぶすときに、その新鮮な血液を採取して、それにほんの少量の塩を加えて凝固させたものになります。

それを一般的には蒸して販売しているようです。


栄養価は血そのものですので鉄分が豊富だそうです。

また、胃腸を清浄する、デトックス効果があるそうです。


雲南省では辛く煮込む料理の具、火鍋の具として好んでよく食べられています。
3分でわかる中国ビジネス攻略-血豆腐

味はこれもあまりありません。

レバーのような味がすると言われれば若干しているのかもしれません。

何も知らずに食べれば、色の赤い豆腐としか感じないでしょう。


3分でわかる中国ビジネス攻略-血豆腐2
新鮮な血豆腐こんな感じ、ちょっとだけグロテスクかな。

レストランで食べるのが一般的ですが、田舎の農家で家畜をつぶした時は、農家でも普通に血を採取して血豆腐を作ります。

雲南省で山羊をつぶしている時、首から滴る血を洗面器でまだ幼い子どもが平気で受けていたのに驚いたことがあります。

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