菅直人の会見を見ました。
浜岡原発停止要請をしたとのことですが、唐突な発表だったらしいですね。
そもそも今まで責任逃れや言い訳ばっかりだった男が何を言っても信用なんてできないので、ついつい、人気取りかアリバイ作りじゃないかと勘ぐってしまうわけです。
今の法律では止めさせることはできないから要請だそうで、これには私もビックリしたのですが、そう言っているのできっとそうなのでしょう。これから中部電力を説得するそうです。緊急なんだか呑気なんだか分からないです。
会見からは、俺はこう決めたからあとは中部電力でやれ、のような、丸投げのような印象を受けたのですが、一刻も早く止めたいのであれば、まず政府が経団連なりなんなりに話をつけるのが一番の近道でしょう。なぜそれをしないのか。中部電力にだけ言っても、自分だけじゃ決められないから時間をくれと言うのはわかりきっていることです。
まあ何にしろ、止めずに津波が来ようが、止めて問題が起ころうが、これで菅直人の責任ではなく、中部電力の責任になるわけですね。
ところで、私自身は原発停止については、賛成反対、半々でどのような判断が良いのか悩んでおります。
私は神奈川在住で、静岡には大切な人がいるのですが、1ヶ月ほど前に東海地方で大きな地震があったとき、その人のことと、あとは浜岡原発のことが頭をよぎりました。
しかし、
明日にでも、東海地方で大地震が発生し、津波が押し寄せるかもしれない。
危ない危ない。一刻も早く原発止めないと!
こういう思考で原発を止めるという判断は、国がしていいものかどうか。
地震リスクはもちろんありますが、今原発を止めたらどうなるのか。
今日本にある人、モノを最大限生かして復興にあたらねばならぬという時に、原発を止めると言う判断がはたして正しいのかどうか。それによって復興がどのくらい遅れるのか。1年?3年?そういう単位で遅れるかもしれません。今電力を落とすというのは確実に復興を遅らせるのです。被災者の人生を、子供たちの未来を悪い方向に変えてしまわないか?これが心に引っかかっています。
さらには、今後の経済に与える影響は?ここで企業体力を奪うようなことをすると、数年間回復不可能なところまで落ちてしまうかもしれません。失われる雇用は?失われる国力は?日本は製造業の国です。
目先のことだけではなく、将来の日本がどうなってしまうのか。もっと言うと、電力が使えなくなり、国力が落ちると、様々な理由で命を落としてしまう人も必然的に増えるのです。
会見では、熟慮を重ねたと言っていましたが、実際何を考えたのかは全然わかりませんでした。
余談ですが、「熟慮を重ねた」や、「反省すべき点は反省する」と良く政治家が使いますが、結局何を考え、何を反省したのかさっぱり分からないことがほとんどで、記者には突っ込んで質問してもらいたいと常々思っています。
話は戻って、
浜岡原発は正解がない問題でしょうし、どんな判断をしても批判が出てくるのです。しかし、何度も言いますが、今まで責任逃ればかりやってきた男が言ったことです。
日本国民のことを真に考えての発言かどうか、まったく信じられません。
停止要請するならするで、停止した結果どのようなことが起こるのか、そこまで我々国民に説明すべきで、それでもこういう判断をしたと言わなければなりません。結果いろいろな意見が出てくるでしょうが、同時に納得もできるわけです。
今のままでは、先を何も考えない人たちが、そうだそうだ止めろ止めろと言い始めるでしょう。
今一度立ち止まり、止めたらどうなるのかを良く考えてもらいたいと思います。