アメーバニュースで見かけたので、ちょっと書いてみようと思いました。
いろいろと言っているようですが、私が以前、白の出荷が遅れると聞いて最初に思ったのは、「黒と同じ金型を使ったのかな?」ということでした。
実は、私は少しだけ金型設計の経験があります。寸法公差がそれほどうるさくないモノでしたけど。
アメーバニュースで見かけたので、ちょっと書いてみようと思いました。
あくまで私個人の考えです。
iPhoneのプラスチックのような外枠の部分は、樹脂成形という技術で作られています。樹脂成形とは、樹脂という素材を熱してドロドロな状態にし、金型に流し込んで製品を作るのですが、樹脂素材によって収縮率(ドロドロ状態から冷えると縮まる率)が違うのです。金型は、その収縮率を考慮して作る必要があります。
ただでさえ、ガラスが割れやすいとか言われていたiPhone4ですから、白の樹脂の収縮率ではガラスが割れやすかったりしたんじゃないかなあ、と思っています。
中国や韓国と一緒に仕事をした経験では、彼らは良い意味でも悪い意味でもいい加減です。良い意味でというのは、細かいことは考えないので仕事のスピードが速く、失敗しても作り直せばOKなので、慣れてしまうと、日本的な細かすぎる配慮がうっとうしく思えてきてしまいます。悪い意味で、というのは、まあ樹脂の色違いでも金型は1つでOKと考えるだろうなということです。きっと大丈夫という考えが優先して働く感じです。
iPhone4の金型が、どこの国の会社の何人によって設計されたのかは私は知りませんが、黒も白も同じ金型を使ったと思えた点から、中国か韓国、とは限らないまでも、日本ではないだろうなとは思いました。
かつて、金型を作る技術は日本がトップだったのですが、今ではアジアの国々に技術が流れてしまっています。が、技術のある日本企業であれば、黒と白の違いに気を使うというのができたのではないか。結果、白iPhoneの出荷が遅れることはなかったのではないかなと思います。
あと、こういうのは生産を外部委託するにしても自社の生産技術部門がチェックすることだと思うのですが、Appleにはもしかしてこういう部門がなく、生産を完全委託しているのでは?とも思いました。