弁護士の仙頭真希子です。
8月はお盆休みもあり,何かと忙しくしていたら,
一つも記事を書いていませんでした。
でも,日々発信したいことは沢山感じていました。
今日は私がどうやってこの職業を選んだのかということを
書きたいと思います。
高校の時に,進学する大学を決める際に,
だいたいどんな方向に進みたいのかをまず考えることになります。
私の場合は,もっと前,実際には高校に進学する際に文系か理系かの
選択はしていました。
これ自体,中学3年生で決めるのは今思うとちょっと早い気はしますが。
私は文系に進んだので,大学は医学部という選択肢はなく,
法学部か文学部か教育学部かという感じなのですが,この頃から
資格をを取って,結婚,出産してからも長く働き続けたいと考えていました。
女性が会社で仕事を続けるのは難しそうなイメージがありました。
実際,当時は女性が出産後も働き続けるのは今よりもっと難しかったと
思います。
また,わかりやすく自分の能力が評価されたいという気持ちも
ありました。組織の都合や性別や上司の性格や気分などで評価が
左右されるのではなく,わかりやすく安定して能力を評価してもらうためには
やはり専門知識が必要な資格を取り,それを生かして働くのがよいだろうと
思いました。それで,司法試験の受験を一つの選択肢に入れて,法学部への
進学を決めました。
私の自由を好む性格上,組織に属するのは向かないだろうということも
分かっていました。さらに,決められた事務的なことをマニュアル通りに
する仕事は向いていないことも分かっていました。
なので,大学3年生頃から就職活動が始まる中,私は一度も就活をしないまま
司法試験の受験勉強をしていたわけですが,やはり途中でかなりの
人が公務員試験を受けて就職していきます。
法律に携わる仕事であれば,裁判所や検察庁の職員になる道もあります。
でも,私は何度考えても組織に属することは向かないだろう,決められた対応を求められる仕事は向かないだろうと思い,公務員試験を受けることはしませんでした。
弁護士が実際にどんな仕事をするのか,受験生のころはよく分かっては
いませんでしたが,今となっては,自分の希望する生き方や自分の特性を
考慮して選択したこの仕事が実に向いていると実感しています。
これから職業を選ぶ高校生や大学生には,そういったことを基準に
やりたい仕事を見つけていってもらえたらと思いました。
最近は,高校でも職業学習のような時間が設けられていて,
いろいろな職種の人を招いて話を聞くという機会があるようです。
ご依頼があれば,弁護士の職業紹介もできますので,興味のある方は
当事務所宛にご連絡下さい。
私の周りにも,出産を機に仕事をやめたけど,子供が幼稚園くらいになったので仕事に復帰したいという人がちらほらいます。
やはり一番の気がかりは勤務条件だと思いますが,仕事というのは,一日のかなりの時間を費やしてするものなので,それ自体,自分の適性に合っていて,さらにやりがいを感じるものであることはとても大事だと思います。
これからは,女性の活躍を推進する施策がいろいろ打ち出される流れになっていくと思いますが,男女問わず,少しでも多くの人が,自分の向いているやりたい仕事に就けて,世の中にもっと幸せな人が増えるといいなと思っています。
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