≪寄席紀行≫正月中席第五日目『んんん・・・やっぱりアノ方に聴こえる』≪動楽亭≫ | 黄昏亭銀三の ≪おもろ楽しや寄席三昧≫

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黄昏亭銀三と書いて
【たそがれていぎんざ】と申します。
管理人自らの寄席紀行。

あと、少しのお笑い全般の話を少々・・・。
但し・・・あくまでも趣味の範囲で・・・
以後御贔屓御鞭撻の程、隅から隅までずいと
御願い挙げ奉りまする

どうもどうも黄昏亭銀三です

 

暖冬とはいえ冷えますねぇ

おまけに冷たいオシボリ・・・やなくお湿り

 

そんななかめげずに行って参りました

動楽亭昼席

 

到着時はドンヨリ模様だったので

いつもの逆アングル

 

 

てなこと言うてたら

お日さんが出てきたので

いつものアングル

 

 

で本日の出演者はコチラ

 

 

米朝一門からは小鯛さんにひろばさん

中トリに文之助さん

そして本日の色物さんは喜味家たまごさん

笑福亭一門からは瓶吾さん

そしてそしてトリは呂鶴さんです

 

 

小鯛さんの看板の一は

おやっさんが江戸っ子版

言葉の切り替えが難しいところ

またおやっさんの江戸弁と

アホの江戸弁擬きもええ感じで分けてて

面白かったです

 

ひろばさんの上燗屋は

師匠ざこばさんの御墨付き

マクラも上手い具合に効いて

ええ感じの盛り上がりでした

 

続いての瓶吾さんは

最早瓶吾さんの代名詞的ネタの化物つかい

この噺は化物自体を想像しなくては

ならないんですが、そこは高座にクッキリと

一つ目小僧に三つ目の大入道が

あと・・・今日のテーマ

『んんん・・・やっぱりアノ方に聴こえる』

                     前までそうとも思わなかったんですが・・・

声、語り口が・・・・

染雀さんに聴こえてしゃあなかたんです

しまいにはお顔までが・・・(^^;

 

さて中トリの文之助さん

 

 

本日は萬両で

前半導入部は≪お文さん≫

ただしこの噺はご承知の通り

若旦那が主役・・・ていうかダーティヒーロー

その分サゲは痛快な感じ

そしてそれぞれの登場人物も

文之助さんならではのキャラ付け

これは他の方ではできないでしょう

きょうもタップリ楽しませていただきました

 

 

中入り明けは色物さん

たまごさんと言えば・・・そう

 

 

御尊父喜味こいし師匠の直伝阿呆荼羅経

ミニ木魚を軽快に操りナイナイ尽くしを

そこからのお喋り都都逸

そして〆には踊り端唄≪夜桜≫

流石本日の紅一点(客席含む)

艶やかに彩りを添えていただきました

 

さてさてトリの呂鶴さん

 

 

出だしの低いトーンからのスタートは

まるで三代目の様相

そこから古く使われなくなった言葉を

んん・・・この時はまだネタを決めかねてるご様子

へっついさんに膠・・・

アレかな?これかな?

これでした、仏師屋盗人

まるでらくだを彷彿させる大逆転劇

やはりこの噺はイカツイ強面の方が

よう似あいますねぇ

サゲはやや変型でしたが

こちらも盗人のキャラが生きて面白かったです

 

いやぁ今日の客席は黒一色

しかししっかり聴いて笑いも大きく

野郎ばかりの盛り上がりも

なかなか【おつ】ですよ

 

といったところで

本日の寄席紀行はこれまで

次回もどうぞお楽しみに

ではまた(^^)/~~~~