≪寄席紀行≫正月中席第六日目『賑やか・艶やか・燻し銀』≪動楽亭≫ | 黄昏亭銀三の ≪おもろ楽しや寄席三昧≫

黄昏亭銀三の ≪おもろ楽しや寄席三昧≫

黄昏亭銀三と書いて
【たそがれていぎんざ】と申します。
管理人自らの寄席紀行。

あと、少しのお笑い全般の話を少々・・・。
但し・・・あくまでも趣味の範囲で・・・
以後御贔屓御鞭撻の程、隅から隅までずいと
御願い挙げ奉りまする

どうもどうも黄昏亭銀三です

松の内も明けて

いよいよ平常に戻りました

そんななか如何お過ごしでしょうか

あたくしは・・・行って参りました

動楽亭昼席

 

今日は昨日に比べてポカポカ陽気

 

 

本日の出演者はコチラ

 

 

本日の色物さんは

待ってましたっ!

本年初登場の我らが英華さん

以下御覧の方々・・・失礼いたしました<(_ _)>

小鯛さんは昨日に引き続きそして佐ん吉さん

三つ目にはたまさん

中トリには雀三郎さん

トリは上方落語界の知恵袋文太さん

繁昌亭ではお目に掛かれない好番組に

ワンサワンサカ大勢のお客さんがお詰め掛け

開演前から盛り上がっております

 

≪今日の演目≫

 

 

トップの小鯛さん本日は時うどん

本日にお越しのお客さんの中に

十名あまりのどこぞの婦人会か?てな団体さんが

しかしこの団体さんがもう笑いの着火剤起爆剤

小鯛さんが汁をすすると

うぇ~~~いっ!

うどんすすると

うぇ~~~いっ!

しかも決してツボを外すことなく

ここっちゅうとこで

うぇ~~~いっ!の大盛り上がり

 

この空気をそのまま引き継ぎ生かした佐ん吉さん

又はんのノロケのとこでは

もうドッカンドッカン大爆笑

二つ目でこの盛り上がりで

中入りまで持ちますやろか?

 

それぐらいの勢いに

たまさんも思わず弄りぃ~の

当初のネタ変えぇ~ので源平盛衰記

間に小噺を挟みつつ進める地噺

その辺も解説込みで分かりやすく

続いての盛り上がりに

時間使い過ぎたのか半ばまで

まぁええとこでサゲやすいのも

地噺のメリット・・・だそうです

 

さぁて中トリの雀三郎さん

 

いつもより近くて屋号が光ってまいました

決して雀三郎さんのせいではありません(^^;

 

マクラの感じから寝床かな?とも思ったんですが

こちらも爆笑編の胴乱の幸助

肥タンゴしょんべんタンゴの件は

いつ見ても誰が見ても爆笑爆笑大爆笑

他の場面でも割り木屋のおやっさんの頓珍漢が

もう面白うて面白うて

30分余りのタップリ高座もあっという間でございました

 

 

中入り明けは本年初登場の英華さん

 

 

登場の瞬間には客席からおもわず

『うわぁ~~~』

文字通り高座に華が咲いたよう

唄に都都逸楽しいお喋り

三味線の曲弾きには

拍手が沸き起こります

お馴染みの♪ドンドン節は新しい趣向も

これは是非ご自身のお耳で

いつも艶やか英華さんでした

 

トリは文太さん

 

 

文太さんはいつもお早い楽屋入りで

二番太鼓から笛でご参加

その後もご自身以外の出囃子にご参加

しかも今日の盛り上がりに

トップの小鯛さんから英華さんまで

褒めつつ弄りつつ

全てお聴きになられてるんですね

物の価値のお噺から火焔太鼓

南光さんをはじめ他の方でも拝見しましたが

また違った色合いで

前に出た噺のクスグリを入れるアドリブも

シブい燻し銀の雰囲気の中にも

遊び心満載の楽しい楽しい一席でございました

 

いやぁ今日は大入りの上に

皆さん明るく笑いのツボも揃って

とっても楽しい会でございました

 

といったところで

本日の寄席紀行はこれまで

次回もどうぞお楽しみに

ではまた(^^)/~~~~