さて前回に続き、愛すべきクソゲーさん達の紹介後編を・・・
<エレベーターアクション>
何か胸躍るこの屋根からの侵入・・・!
これ、いろんな友達の家にありましたが、結構売れたんですかねぇ。
動きはカクカクで変だし、たまにバグで敵がフィーバー状態になるし、
面のバリエーションは無いし、面白い要因はあまりありませんでした。
ですが、ビルの屋上から侵入する、というシチュエーションに子供心が踊ったのは覚えています。
やはり子供といえば屋根から侵入、ですね。
昔となりのテッちゃん家にファミコンやりたさでハシゴで二階から侵入し、後でえらい怒られました。
【判決: まんま侵入罪】
<トランスフォーマー>
コンボイの右側に弾が飛んでるのですが、見えますか?はい見えません(反語)
もやはクソゲー=トランスフォーマコンボイの謎
と世間では代名詞になっています。
予備知識無くプレイすると、5秒でゲームオーバーになります(爆)
問題は、敵の当たり判定がやたら小さいのと、
敵の弾が豆粒の上に背景に同化して見えない、
これにより、ほぼ初見では瞬殺です。
ちなみに私1面クリアした事もございません。
※尚、ゲーム冒頭にポケモンショックと同様のチカチカがあり、てんかんを起こす可能性あり。
ゲームがつまらないだけでは飽きたらず、子供の脳まで破壊するとは!
【判決: 即刻死刑】
<カラテカ>
なんと礼をしないと敵が怒って強くなるらしい・・・今回初めて知りました。 そして誰しもが最初に行う後退転落死。
当時友達の西川君に50円で売りつけられました。
カセットの後ろにはもちろんマジックで「にしかわ」と・・・
果たして50円分の価値があったかどうか。
誰しもかならず通る死に方は
・いきなり構えて後退で崖から転落
・走りながら敵につっこみ、一撃玉砕
・試合前に礼のしすぎで一撃死亡
・ワシにつつかれる
・ギロチンにやられる
ちなみに最後のギロチンは越せたことありません・・・
人の動きはなめらかですが、総じて単調・・・
曲も無く、海のざわめきがずっと聞こえております。
ですが敵といえども必ず礼を持って戦いの望むのは日本の美学。
すべては礼に始まり礼に終わる。
【判決: 非礼はギロチンの刑】
<ドラキュラII 呪いの封印>
出来が微妙でこの名前になったのか、名前のせいで駄作になったのか、謎です。
コナミが出来の悪さを想定してか既にタイトルから「呪いの封印」
当時の流行りでRPG要素をふんだんに取り込んだところ、
もともとモッサリした動きが仇となり、テンポが激悪に。
モサモサ街中を動き情報収集。
モサモサ外の敵をウロウロし倒しハート(お金)収集
うかつに池に落ち、やり直し。
さらに凶悪なのは街の人たちが「ウソヲツク」
子供心に傷つきました・・・
ちなみにこれを反省してか、次作「悪魔城伝説」は完全アクション化。ドラキュラシリーズの最高傑作と呼ばれています。
でもその裏に踏み台になった二代目がいたことを忘れてはゆけませんよ・・・
【判決: 親父の隠し子】
みんな誤解してます!これはいいゲームですよー
以前も紹介しましたが、これは決してクソゲーではございません!
ひ弱なのは仕様です。シ・ヨ・ウ
むしろこの弱さで洞窟探索にでる主人公の勇気に拍手です。
【判決: 50cmから落下の刑】
画面は雰囲気出てますが・・・
かの名作PCゲームのファミコン移植版です。
ですが・・・
・移動速度が異常に遅い
・伴ない停止時の体力回復も異常に遅い
・画面のハジまで行かないとスクロールしない(=敵を避けられない)
・変なイベントが追加してある
・谷に張っているチェーンを移動
雰囲気は出てましたが、なにせテンポが悪い・・・
本家を知らなければ楽しめるかも。
*逆にライバルPCエンジン版は移植最高傑作と名高いのが対照的・・・
【判決: 台湾海賊版】
<総評>
昔は色々ゲームになっていないゲームが乱発されていましたね。
でもそこは小学生、どうにか遊ぼうと、ゲームのルールを無視して工夫を凝らして遊んでおりました。
遊び方はゲーム会社に指定されるものでなく、
遊ぶプレイヤーが工夫を凝らして楽しみを見つけるものです。
そういった意味ではどんなゲームも何かしら楽しめる要素があるんですね。
僕達も最近のゲームがユーザーフレンドリーじゃないとか文句言う前に、
どうやったら楽しく遊べるかという事を今一度考えてみるのもいいかもしれませんね。
(もちろん中には真性クソゲーもございますが・・・)
そんなクソゲー達に万歳!?