さて、テニスといえば個人的に学生時代から続けている数少ない私の趣味の一つですが、
ゲームでも歴代色々出ています。
ザッとおさらいしてみたいと思います。
ゲームなら実際と違いスーパーショットの連続!
<テニスゲームの歴史>
【任天堂 テレビゲーム15】
これ確か、元々花札・トランプメーカーの任天堂が初めてTVゲーム機を出した、まさにその機体だったと思います。
とはいってもCPU等使わず、電子回路のみで構成されているため、
今の様な別売りソフトを買うのではなく、元々内蔵されているソフトのみ遊べるという形式でした。
15というのは15種類のゲームが遊べる!というものでしたが、回路構成上、全部ホッケーゲームの類で、さらにシングルスだのダブルスだので種類を稼いで15ゲーム・・・ということで、半分サギでしたね。
なんか友達の家にこれが埃被って置いてあったような気がしますが、記憶は相当曖昧です・・・
もちろん、テニスゲームと名はついてもホッケーゲームです。。。
個人評価: 不能
この派生でテレビゲーム6というのもありました。名の通り6種類しか遊べませんが、
赤字覚悟の6の安さで客を釣り、15で設ける、とうい任天堂ならではの手法でトータルで成功したようです。
実際中身は一緒だったようですが・・・商売上手です。
【テニス(ファミコン)】
いわゆるファミコン初期に発売された初めてのテニスゲーム。
2人プレイはダブルスのパートナーでのみで、対戦はできません。
球の打ち分けもタイミングのみでシビア・・・
レベルを上げるとスピードとコンピューターの腕があがりスピーディーに。
凝ってはいないが、爽快にプレーできるので結構楽しい。
レベル5ではコンピューターが球を拾う拾う・・・
あとポイントを取られた(取った?)時にコンピューターがラケット振り上げネット際まで怒りに来るのはお約束。
個人評価: 6点
審判にマリオが・・・
【ファミリーテニス(ファミコン)】
上記任天堂テニス以外で次に出たテニスゲーム。
実際のプロテニスプレイヤーをモチーフにした名前付きのキャラを使え、
さらにキャラ毎に能力が異なるという所が革新的。(ファミスタでも同様の流れ)
えどまえ(エドベリ)、にらんでる(ビランデル)、すこんちょ(ルコント)、まけろう(マッケンロー)・・・ふくたろう(福井烈)もいましたね・・・
その中でもぶんぶん(ベッカー)のブンブンサーブは強烈!
小学生時代、ボレーオンリーの友人まけろうにボコボコにされたのがトラウマ・・・
ゲームとしては特出したものではなかったが、その名の通りみんなでワイワイやるにはうってつけ。
個人評価: 6点
【ワールドコート(PCエンジン)】
ファミリーテニスの正常進化版。
なんといっても売りはド○クエよろしくのRPGモード。
勇者はテニス王国オハナハン(同時期のドラクエ3のアリアハンから?)
世界を救う為に冒険に出発・・・
フィールドでテニスプレイヤーに遭遇しテニスマッチ(なんじゃそりゃ)
お金を貯めてラケットや服を買って能力をあげよう!
お金がなければ、がびーん、冗談はよしこさん。丁稚どんや、塩まいておくれ!
このノリだけで作ったようなRPGモード、ゲームが大きな産業になった現在では企画が通らなかった事間違いなし・・・
(でもふざけた割にはバランス取れている)
古き良き自由に作品が作れた時代の奇跡の一作。
テニス自体は良くも悪くも非常に普通。キャラにより球筋がかなり異なり慣れが必要。
最後のボス(女の子?)に光の球無しに挑むとサーブがウインブルドのイワニセビッチ状態。
読みが外れると100%返せないのを逆に楽しんでました。
個人評価: 7点
見た目まんまド○クエです。 敵が被りものしていると勝った時の賞金が高いです。光るエドマエ・・・
【ファイナルマッチテニス(PCエンジン)】
私の中ではベストオブテニスゲームです。
テンポが良い事はもちろん、何がすごいってこの無茶な打ち分けのシビアさ!
間違ったタイミングで間違った腕(フォアorバック)で打つと、凄まじい所に飛んでゆきます。(もちろん大アウト)
これを我慢してひたすら練習、球の傾向を研究するとアウトになるパターンがわかってきて、
このあたりから徐々に楽しくなってきます。
これ1991年発売のゲーム(20年前!)ですが、現代テニスに近いプレイが再現できます。
アドコートに来た球をフォアに回りこみ逆クロス浅い所にルキシロン打ち!(分かる人いますかね・・・)
など現代のフェデラー打ちが再現できるのです!
とにかく球打つ感じが爽快すぎます。
ケチつけるならばクロスよりストレートのタイミングがシビアすぎて殆ど使えない所でしょうか。
今でもこのゲームが一番テニスやってる気がするので、たまにプレイしていますよ。
ダバディも絶賛!
個人評価: 9点
【バーチャテニス ライブマッチ(PS3)】
どーんと飛んでいきなりPS3です。
PS以降テニスゲームはどんどんポリゴンを使ったリアル志向に進むのですが、
代償としてテンポの良さ、爽快さは犠牲になっていった気がします。
そこで久々最新作、安価で事もありチャレンジしてみました。
結論から言うと・・・うーむ・・・
やはりテンポが悪い気がする・・・
溜めて打つのが基本のせいか、相手に攻められるとヘロヘロボールを返すのが精一杯で
テンポ良い打ち合いは殆ど無く、攻められると攻められっぱなし・・・
ボレーのスイングも何か変で、結局ストロークで強打して帰ってきた球をオープンコートに打ち込むだけ。
正直なところやり込んでもいないので正統な評価ができないと思いますが、
やはり見た目はいいけど肝心のプレイした感覚が違う感じ。
ちなみに肝心のオンライン対戦はしてません・・・
個人評価: 7点
画面はきれいですが・・・
テニスゲームはミスの概念をどう取り入れるかがポイントになるかと思います。
ゲームになるとどうしてもスーパーショットの応酬になりがちですが、
タイミングのズレによるミスショットと、同時に気持ち良いショットのバランス・・・
リスクと読みの駆け引き・・・
これらを単純な操作で実現させられれば素晴らしいテニスゲームができると思います。
残念ながらF1ゲーム等と少し違い、上記の事柄より技術の進歩がゲーム性になかなか反映されていない気がします。
本当にファイナルマッチテニスの良いところを受け継いだ最新版がでれば絶対買いますよ!
*ちなみにスーファミで後継作が出てますが、そっちは・・・ボンクラ二代目社長のようです。
なんか今ならソースコードをいじって個人で初代をUPDATEできそう・・・誰かやってくれないですかね?