県トップリーグの前半戦が終了しました。
次男チームはちょうど勝ち負け一緒の中位で折り返し。
結果としては勝ち負け引き分けの3通りしかありませんが、その内容は多岐にわたります。
私は県のトップ同士のリーグ戦でのこの結果は十分にすごいなーと思っていますが、次男としてはもっとできた、もっと存在感を示せたとたぶん思っており物足りない結果のようです。
俺は上手いと思って生きてきた次男にとっても俺は上手いのか?本当は下手なんじゃないか?と思ってしまうような出来や結果もあって、見えてきた現実と今までの意識の差を否が応でも知らしめられています。
そんな次男ですが私にとっては大事な息子であり尊敬する選手の一人なので、現実を受け止めてそれでも自分に自信を持って生きていて欲しいと思ってます。サッカーはメンタル面がすごく大事なので。
がんばれというのは簡単ですが次男にはあまり響きませんので、
私なりの応援や激励として、都合の良い客観的データっぽいことを並べてそれについての感想や解釈を本人に勝手にもってもらうというテレビ局のニュース番組のような手法で自分に自信を持ってもらいます。
お風呂の中で、次男に質問します。
「次男が住んでいる県は何チームあって何人くらい同い年でサッカーやっていると思う?」
次男は100とか500とか答えますが、大体300チームです。
そして、ざっくりとした計算で、
「6年生がそれぞれのチームにキーパー除いて10人ずついたとしたら何人になる?」
次男は頭の中で計算、3000人。
「じゃあ、トップリーグで自分たちより順位が上でその中で自分よりうまいとかこいつには負けるかもと思う子って何人ずつくらいいる?」
と聞くと
「チームによるけど3人くらい」
何がどうで自分よりうまいと思っているのかは度外視。
「ってことは、大体15人くらい。次男たちより下の順位でもうまい子がいるからそれもプラスして考えると、次男よりうまい同級生は30人くらいってなる。次男はU11で県トレに選ばれてU12でダメだったということは、県で上から数えて20人に入らず50人くらいの数に入る、ってことだから、次男の想像はそんなに間違ってはないと思うし、トップリーグの現状とも合致してる」
うんうん、次男は聞きます。
「これ、冷静に考えてみて。3000人中の30人。すごくない? 100人に1人だぞ。一番低く見積もっても60人に1人。すごくない?」
理解してきたのか次男もにやにやします。
「お父さんはサッカーでも他のことでも100人に1人の存在ですって、自信を持って言えるようなことなんて1つもないぞ。そう考えたら次男、おまえはすごいよなー。」
と伝えると、にやにやが止まらなくなっていました。
実際のことなんてわかりませんし、今後どうなるかはわかりません。ただ、自信を持って楽しく一生懸命に取り組むということに、真剣に向き合ってほしいとは思っています。
過去の記事でも書きましたが、次男は自分はうまい、だからこういうプレーができる、このレベルでは負けないという自信に引っ張られてサッカーの能力が磨かれていくタイプなので、その根源だけは保てるよう私もしっかり後方支援していきたいと思っています。
次男にはこのレベルを基準に考えて更に上を目指して取り組んで欲しいと思っているのでまだまだ足りないところだらけですがそんなことは放っておいて、やってやるという気持ちを武器にして負けん気を出して後半戦に臨んでもらいたいです。