所属チームやコーチに文句を言い続ける保護者に対する苦言 | 少年サッカー 元パパコーチ 次男小学6年生

少年サッカー 元パパコーチ 次男小学6年生

少年サッカー

長男のパパコーチ(お手伝いコーチ)をしておりました。

今は、長男は高校生になりサッカー以外の部活を、次男はクラブチーム。

そんな子を持つ父親として、今の少年サッカーや次男チーム、次男に対して思ったことをつづっていきます。

私は他の保護者にコーチの文句を言う人がいると、少し非常識だと思ってしまいます。冗談程度ならわかりますが、本気であればあるほど、どうなのかなと思います。

 

一番の理由は、嫌なら辞めればいいからです。特に少年サッカーはスクールやクラブチームなど受け皿がたくさんあります。スポーツという枠組みで考えれば、もっと色々選べます。

それなのに、なぜ文句を言いながら我慢する必要があるのか。

 

不満や疑念を抱くこと自体は全く問題ないですし、実際に一定数はそう感じざるを得ないこともあるとは思いますが、なぜそこで周りに文句を言うだけで、立ち止まっているのだろうと。

 

例えば、少年団コーチはプロじゃないので、練習がいまいち、試合中の指示がおおざっぱ、選手選考が自分の息子ベース、と実際はどうかは置いておいて思うのは自由。

その現状について、どこを非難しなくちゃいけないかと言えば、そこがこのチームのマイナス要因としてのリスクになるだろうという下調べをせずに、自分の子供を少年団に入れてしまった自分自身に対してです。

 

自責と他責という言葉がありますが、こと少年サッカーにおける自身の子供の現状は、保護者の自責です。それを他責と感じている方がおられれば改めた方がいいと思います。

 

そして、何より文句を言えるほど、チームやコーチやサッカーを分析できるのなら、自身がコーチをやればいいだけです。もっと言うと、自分が納得できるようなクラブチームを立ち上げればいいだけです。

 

その努力をせずに、文句だけ言い続けるというのは、ただの怠慢でしかないと思います。

よく、こどもがこのチームでやりたいと言っているから辞めさせられないという言い訳をする方もおられますが、大人である親が小学生である自分の子供を納得させられる説明ができないのなら、それは親の考えが間違っているんだと思います。

 

ちなみに私は少年団コーチをしていたのでわかりますが、誰から見ても100%文句を言われるようなコーチは本当にごく一部であって、保護者側がどう受け止めるかだけです。

練習がいまいちだと周りから見て思っても、少年団は選手のレベルの幅が大きいのでどこに合わして練習しているかによって違いますし、指示がおおざっぱというのはその指示を出される子が分かればいいだけの話ですし、選手選考が自分の子ベースも、実際にお父さんコーチの息子は比率としてうまい子が多いです。

 

結局のところ、こういうコーチの批判やチームの批判ばかりする保護者の大半は、自分の子供のチーム内での立ち位置に因果関係があり、それに不満があるから、という前提がある場合がほとんどです。

 

例えば、

チームで中心的な選手で強いチームに勝ちたいと思っている子

いつもは試合に出られるが、公式戦になると下の学年からの突き上げがあって試合に出られなくなる子

がいた場合に、

 

コーチが下の学年のうまい子を招集する

 

と言った際に受け止める印象は真逆になると思います。

 

要は、子供の立ち位置やレベル次第で、保護者によって受け止め方が変わるだけでコーチやチームは変わりません。それを、コーチの在り方や指導方法に文句を言ってるだけなので、そこじゃないでしょ、あなたの不満は、と思わざるを得ないです。

 

サッカーにはトレンドがありますが、今だ進化し続けており、トップレベルに行くまでに決まった方法論はないスポーツです。それをたかが1保護者のレベルで、我々よりサッカーや子供たちに振れあっているコーチの批判を少なくとも私はできませんし、むしろ私は息子たちを教えてくれたすべてのコーチに敬意をもっています。

 

自分の息子が上手かろうが下手だろうが、今後上手くなろうが下手になろうが、それは最終的には本人の問題です。

選んだチームやコーチに全て責任あり、という批判をする前に我々親が胸に手を当てて考えた方がいいことだと思います。