あいさつ | 少年サッカー 元パパコーチ 次男小学6年生

少年サッカー 元パパコーチ 次男小学6年生

少年サッカー

長男のパパコーチ(お手伝いコーチ)をしておりました。

今は、長男は高校生になりサッカー以外の部活を、次男はクラブチーム。

そんな子を持つ父親として、今の少年サッカーや次男チーム、次男に対して思ったことをつづっていきます。

時間短縮のため、お互いのベンチへの挨拶をなくしたりということがあります。

コロナ禍では、さらに密を避けるという名目で、試合前の挨拶、試合後の挨拶などをなくしていることも

多くあります。

 

致し方ない面もあり、すごく細かいことかもしれませんが、

私はこの挨拶をなくすという行為には正直反対です。

 

それであれば試合時間を短くしたり、距離を置いたりなど対策立ててもやるべきだと思ってます。

 

日本サッカー協会ではRESPECTという、味方にも相手にも審判をはじめ自分がサッカーをできているということに敬意を払うというスローガンを立てています。

また、スポーツは特に日本の武道(柔道や剣道など)において、礼に始まり礼に終わるという言葉があるくらいに、礼儀礼節をもって試合に臨むという意味もあります。

 

その一番初歩的なことと言える、試合前の挨拶、試合後の挨拶は絶対に端折るものではないような気がします。

 

大人なってから気づくことも多いですが、まず親の協力があってこそスポーツができるということ、仲間がいるからサッカーができるということ、大きな大会になればなるほど運営している協会がどれだけ大変か、大事な試合を裁く審判がどれほど大変か、そして何よりも対戦してくれる相手がいるからこそ試合ができるという、子供の時にはわからないことがわかってきます。

 

理解するのは大人になってからでもいいと思いますが、試合に入る前に「お願いします」、試合が終わった後に「ありがとうございました」と声に出して言うことはサッカーに限らずスポーツをやっている人間の、当たり前の行動として行うべきかと思っています。

 

ちなみに別の角度からですが、私の個人的な必要性としては、気持ちの切替です。

 

私は学生時代ディフェンダーをしていたので相手にとって嫌な選手にならなければなりません。でも、普段はどちらかと言えば、誰にでも好かれたいと思っている気弱な人間です。

 

そんな自分自身のために、サッカーをしている間、試合前の挨拶から試合後の挨拶までは相手チームにとって嫌な人間になりますよ、という私自身の気持ちの切り替えのために必要でした。ボクサーが試合前に互いににらみ合うではないですが、ふつふつと闘志をみなぎらせるための時間として挨拶の時間は必要でした。

 

また最後に向き合って挨拶ができれば、試合中は熱くなってごめんな、とか言いやすくなります。

 

江戸の恨みを長崎で晴らすみたいに、試合中に起こったことをいつまでも引っ張るのは野暮なことなので、試合中にもめたことは試合の中だけで済ます。なぜなら挨拶~挨拶までがサッカーの試合であって、それ以外は同じようにサッカーを愛する人間なんだからという気持ちでいました。

 

そういえば、長男たちのチームの子たちが試合が終わってから、相手チームのラフプレーが多いやら暴言多いとだらだら文句を言っていることがあって、試合が終わってから文句言ってなんの意味があるのかと一度まあまあ本気で怒ったことがあるのですが、今思い返せば私自身のこういった経験から自然とチームの子の態度に腹が立ったのだと思います。試合はもう終わってますと。

 

そんな私個人のことは置いておいて、

色々な方に敬意を払うということを行動にして示すという意味合いとして、試合前後の挨拶は必ずすべきなんじゃないかなーと思っています。