小学生で、適正な練習量はどのくらいなのかと考えるときがあります。
うちのチームは、低学年は土日の週2回。
高学年は、土日週2回と平日に自由参加の練習が2回の週4回。
ならすと、平均2時間~3時間くらいの練習量です。
一般的に考えれば、十分な練習量だと思います。
週の7日中4日、時間を費やすのが
一番気軽にサッカーをできる少年団の現状です。
少し見方を変えれば、
最低限のサッカー選手の能力を身につけさせるためには週4日は取り組まなければならない習い事が
サッカーであるとも言えます。
みんなよりうまくなりたいとか、うまくなってやる思うのなら、単純にこれ以上の練習量が必要となるわけです。
もちろん質をあげれば、量はそこまで必要ありませんが。
そして、これが最低限のレベルであって、
私のチームの子や地域の子の状況を見たり聞いている限り、高学年で少し目立った存在の子は、
サッカーを習ったり触れ合ったりしているのは週5日以上が一般的なような気がします。
それだけやっていても、伸びない子もいるのも現実。
長男も、小学5年生からはチーム練習3日(1日はスクールと被るのでお休み)と
トレセン練習1日、スクール練習2日と週5でサッカーをしています。
それぞれの練習の効果がどれほどかはわかりませんが、これだけ練習をしていて
なんとか市内トレセンに生き残れているといったレベルです。
もちろん練習量だけが、サッカーの能力を図る術ではないのですが、
長男の身体能力やサッカーに対する姿勢を考えた場合、このくらいやらなければ、周りとの差が開いていく一方であるような気はします。
本当にすごい子は、少年団の練習だけで、あとは公園とかで遊ぶ程度くらいでうまくなるのが理想的ですが、
そういった子は少数派であり、どんなスポーツをさせてもある程度できてしまう子が該当するのだと思います。
特に高学年になってからでは、
よっぽど運動神経がいいとか、足が速いとか、背が高いとか身体的な能力がなければ
少年団の練習をこなしているだけでは
我々のような小さな少年団チームでも、公式戦のスタメン8人にはなれないと思います。
中学校、高校でどうなるかはわかりません。
果たしてこれだけ時間と労力を費やしてまでサッカーを行う必要があるのか、と思わないこともないですが、
昔に比べると、どのスポーツにしてもどの分野にしても専門性が高くなっており、
生半可な気持ちではどの世界でも通用しないのだろう、
と子供たちのサッカーを通してひしひしと感じています。