学年コーチが1人。
パパコーチが3人(うち1人が私)。
それぞれ、子供達に厳しくなるポイントが違います。
まず、
学年コーチ。
いつも、冷静な感じで滅多に声を荒げませんが、
だらだらしているのを嫌います。
試合前にだらだら準備する。
試合後の相手ベンチへの挨拶に喋りながら行く
集合をかけた時に歩いている。
始めは注意を促す程度ですが、
そういうことが、目に余るほど繰り返されると、ビシっと一喝します。
Aコーチは、
チームの誰かがやらなくてはいけないことを
我関せずみたいな態度をしているのを嫌います。
練習後のグランド整備、コーンやゴールネットの片付け、試合の際の荷物運びなど。
よくよく見てみると、こういうことを自然とやる子とやらない子はいつも同じです。そして、やらない子は言われ慣れている子が多く、
「だって、トンボないし」
「他の子がやってるもん」
と言った言い訳が次々と出てきます。そういう言い訳をする子には懇々と説教しています。
Bコーチは
準学年コーチとして、学年コーチが休みの時は仕切ってもらっています。基本賑やかなで子供とじゃれ合いながらサッカーを楽しんでおり、勝てば人一倍喜び、負ければ人一倍悔しがります。口はあまり良くなく誤解されることもありますが、練習内容やプレーへの指摘を聞いているといつも的確でいつも感心しています。
厳しさがどこにあるのかと言えば、それは自分の息子です。とにかく息子に厳しい。
我々や子供たちは慣れているので
「いつものこと」
ですが、他人が聞くと
「口の悪いコーチ」
と思われいるはずです。
でも、子供たちは誰も恐いコーチと思ってないし、
我々や保護者にとっても
面倒見のいいコーチという認識です。
ちなみにBコーチの息子は
体格が良く運動能力も高いのですが、
ボーッとする時間が長く、
それがBコーチの口を悪くする原因でもあります。
私もBコーチが休みの時に
ボーッとするBコーチの息子に
「今コーチがなんて言ったか言ってみろ!」
と強めに言っている自分に後々気づき、
それは他のコーチも体験したことらしく、
チームに一人はいる存在で、
彼を通して、チームをピリッとさせる存在と言えば存在です。
当の本人は、それでもほんわか頑張っております。
私と言えば、
選り好みしたり、喧嘩になりそうな行為に関して、かなり厳しく注意しています。
例えば、3対3をすると言ったら、順番を抜かしたりずらしたりして、うまい子同士が同じチームになるようにしていたり、熱くなって口悪く言ったり手を出したり。
そういうことがあると、無性に腹が立ち
「姑息なことするやつはうまくならないから入るな!」とか
「喧嘩したいんやったら、別の競技をしにいけ。サッカーしたいのならサッカーしろ!」
と咎めております。
他のコーチも一緒だと思いますが、この点を注意しようと思っているというよりは、勝手に注意しているので、性格的な面だと思います。
厳しく言うとか叱ることは、正直体力を使うし、間違ったことを言えないし、人の子だし、面倒だし、できればやりたくない。
低学年の時なんかは、気になりはしたものの、そんな真剣にコーチをやっているわけでないし、と思っていました。
でも、真剣にサッカーに向き合う子供達をみていると、
いつの間にか自分にもコーチとして真剣に向き合ってあげなくてはという気持ちが芽生えているようです。
サッカー人生のゴールは決して小学校の時ではありません。
でも、このメンバー、コーチ、保護者で出来るサッカーは小学生の時、今だけです。
楽しく、厳しく、強いチームになることを目標に、限られた時間を真剣に向き合っているコーチと出会えて良かったと私も息子も思っています。