売れてる店には理由がある!

     売り場づくりの企業、株式会社センスアンドセオリーです

 

 

  共感という言葉が近年、社会活動や商品開発に重要だと言われています。

  売り場についても、共感を取り入れ、集客やリピートに繋げたいですね。

 

  では、売り場に共感を落とし込むにはどうすればいいのでしょう?

  売り場、店舗に反映させるのですから、先ずは見た目から共感を感じて

  もらわなくてはいけません。そもそも店舗における共感とは、どのような

  事でしょう?辞書では、「他人の考え、主張、感情を、自分もその通り

  だと感じること。また、その気持。同感」 (コトバンク)

  物理的環境において、共感を店内外で訴求するには、共感の要件を視覚化

  して伝わりやすくします。この意味を店舗用に私なりに解釈してみました、

  「~らしい外観 ターゲットの嗜好に合っている 親しみ コンセプトが

   伝わる」 などです。

  この要件を「外観」に落とし込んで、集客、売り上げともに上昇した店の

  事例をご紹介します。

 

  

 

  改善前の画像です。

  何のお店か瞬時に伝わりましたか?また、入りたいと思うような佇まい

  でしょうか。賑やかさも演出が必要ですね。

 

 

 

  改善後です。

  ケーキ屋さん「らしい」外観に変身しました。店内も見通しが良くなり、

  店の雰囲気やお客さんの有無などが視認でき、安心して入店する雰囲気

  と、植栽や誘目性のあるテントが美観もウェルカム感も醸成しています。

  ターゲットである近隣の主婦の方たちにも訴求できるデザインになりま

  した。

 

  外観だけでなく店内の商品や説明POPにも反映させ、来店客に共感

  してもらう工夫を凝らし、リピートに繋げたいですね。

 

 

 

  

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     売り場づくりの企業、株式会社センスアンドセオリーです。

 

 

ブログを書き始めてだいぶ経つのに今更ですが、改めて再考してみるのは、

 

コロナウィルス感染拡大によって消費者の買い物の意識や価値観が変容しつつ

 

あるからです。

 

緊急事態宣言の最中は、不要不急の外出を控え、買い物といえば、せいぜい食品や

 

生活必需品を短時間で買ってくるくらいしかできない生活を強いられました。

 

欲しいものは可能な限りネットで買うという事が通常になり、

 

緊急事態宣言が解除になって数ヶ月経った今でも、売り場に滞在する時間が短く

 

なっているという常態が続いているようです。

 

この消費行動の変化に小売はどう対応していけばいいのでしょうか?

 

ここで、数年前のセミナーで受講生の方達に出題した課題の内容を振り返ってみました。

 

1、        つい立ち止まってしまう売り場とは

2、        見やすい売り場とは

3、        つい買ってしまう売り場とは

 

この条件に合ったお店というのが、総じて「いいお店」という事になりますが、

 

事実、店内で実際に体験出来るようなワクワクする仕掛けがあったり、

 

POPで衝動買いを促したり、美しいディスプレイや陳列が購買意欲を掻き立てたり、

 

リアル店舗だからこそ享受できる価値や

 

売り場に刺激を受けた客が、最終的に財布を開くのが今までの購買行動でした。

 

 

小池都知事の「買い物は計画的、効率的に短時間で済ませるように」という要請の通り、

 

計画的、効率的に済ませる事が通常となった今、ワクワクする売り場が

 

どうやって作れるのでしょうか?

 

この状態がどのくらい続くのか、未だに先が見えない現状ですが、とにかく新常態での

 

消費傾向に合わせた売り場を作っていかなくてはなりません。

 

 

1、 買い物の効率化

 

どこに何があるのか分かりやすい売り場は、コロナ以前と同じくストレスフリーな売り場には必須要件です。

 

什器レイアウトやわかりやすい分類、棚割り、見通しの確保や売り場サイン設置などで、スムーズに

 

商品にたどり着かなくてはなりません。

 

2、  ワンストップでの買い物

 

色んなお店をあちこち回りながら買い物することも非効率です。

 

最近では食品売り場が設けられているドラッグストアも多く、スーパーやコンビニの

 

競合となりつつあります。

 

また、スーパーにクリーニング店や家電品店などが併設されワンストップで必要な買い物を

 

済ませられるなど、効率性を重視した構成でとても重宝されています。

 

3、  密の回避

 

来店客が店の中で密集した状態にならない工夫が必要です。今でも入店制限をかけている

 

お店もあるようですし、感染リスクを回避しながらの生活で、人々は「密」になる事に

 

過敏に反応します。

 

なので、これを機に店内の客動線や通路幅を改めて見直してみましょう。

 

お客様が滞留しやすい箇所はどこか?

 

什器や商品の数量がフロア面積に対して多すぎるのでは?混雑する時間帯の対処の仕方など、

 

一度確認してみてはいかがでしょう?

 

4、 オンラインとの連動

 

これもコロナ以前から既に実行しているお店があるようです。

 

主な仕組みとしては、ネットで予約か購入したものを実店舗で受け取りという

 

購買方法です。

 

また、ショールーミングをやっているお店もあるようで、店内で実際に見て体験し、

 

後日サイトで購入。

 

これなら店内が混雑することもなくスタッフも少人数で人件費も削減出来ます。

 

また、バーチャル店舗を持っている企業もあるようですし、今後はオンラインでの

 

買い物や体験もどんどん利用者が増えそうです。

 

では、今後はバーチャルなど遠隔での体験やコミュニケーションが主流となるのでしょうが?

 

今後のことは予測できませんし、実際どの買い物方法を選ぶのかは私達次第です。

 

私達人間自体はアナログで、感情、感覚があり、

 

とても曖昧で揺るぎやすい感情を持ち合わせています。五感で物や事を感じ、

 

これまでの買い物体験や人生経験から様々な感情が呼び起こされ行動を起こすのです。

 

便利さや安全性を併せ持ち、感覚に訴える楽しい買い物が体験できる

 

世の中になればいいと切に思っています。

 

 

 

 

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前回は入店率の悪さについて書きましたが、商業施設のテナントのような

 

一見、入りやすい店舗でも見通しをしっかり確保しないと、入店率だけでなく

 

店内滞在率などにも影響するという事例をご紹介します。

 

画像は一枚目がビフォー  二枚目が改善後のアフターです。

 

お客様の滞在時間が短く、買い上げ率が低いお悩みでした。

 

買い上げ率を上げようと、入店客に付いて一生懸命接客に臨んでいました。

 

中々売り上げは上がりませんでした。

 

そこで店外からの見通しを確保し、各所にマグネットコーナーを設置し、

 

大体の品揃えが把握出来、奥が良く見えて心理的に入りやすいレイアウトに

 

プチ改装しました。カラフルなスーツケースベルトと折り畳みバッグを

 

マグネットにしました。

 

回遊率、滞在時間が向上したのは言うまでもありません。

 

 

                  ↓

  赤で囲っている部分がマグネットコーナーです。

 

 

           

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