2024年版の男女平等性についての調査・ジェンダーギャップで、日本は世界で、参加国146カ国のうち118位だったとの事。
昨年の125位よりは前進したものの、下位グループ維持であることには変わりません。
当然、G7の中でも最下位。
教育、健康、政治、経済の4分野における男女平等の度合いを比較するものです。
感覚的にいえば、女性が働く光景は、そんなに少なく無いように感じますが、実態は数字的にもそうはならないようです。
夫婦共稼ぎで子供さんを育ててやっておられる家庭は多いように思います。
しかし、仮に近くにこども園があったとしても、やはり夫婦は子どもを預けたり引き取ったり、家に帰っては再びお世話をしたり。
子供が寝た頃には、親はくたくたになるとか、よく聞きます。
親も、仮に一人でも、もちろん二人とも残業の事態になれば、ことは大変になります。
共稼ぎの世帯の子育ては、定時帰宅、ないしは定時が早い帰宅が前提になるのは必須です。
あまり育児に時間を取りますと、同僚と比べ、キャリアアップへの遅れが生じることになり、大変気になるところでもあります。
となれば女性がキャリアを諦めることが無くならないわけです。
こうした問題を一つ一つ解決しないと、実質的には男女平等にはなっていかない、となるわけです。
国も企業も、思い切った仕事習慣の見直しが要るのは自明の理です。
これは、引いては少子化対策にも直結します。
早急なる大変革を望みたいものです。