政府による異次元の少子化対策は、国民には断続的に発信されていますが、今一つ効果については疑問が残ります。
主要な対策には、子育て支援がありますが、主に金銭的な支援が主体となっており、現在子育て中の夫婦には幾分か助かるのでしょうが、果たしてこれで、もう一人子供が欲しいとなるのでしょうか。
そもそも、なぜ最近は子供を持つことへ抵抗感が増したのでしょうか。
いろいろな原因が考えられますが、その一つに、これは日本の場合ですが、最近の子供は習い事や塾に通わせることがもはや定番となっており、それが親の心理的負担になっているのでは、と想像します。
親は、決して無理やりに子供を塾に通わせたり習い事をさせたりしていない。
子供が自らそうしたいと言っている、として、自分は教育ママやパパでない事を、いわば言い逃れ的に述べたりします。
そして、子供は自主的に勉強するんだとして、時に誇らしく思ったり。
実はそうではありません。
子供は、友達から仲間外れになるのを恐れるので、友達と同じ行動をとっていたいのが、その真相ではないかと考えます。
放課後は公園で遊んだりせず、習い事や塾での活動中心で、そこには他の子供との比較も生じたりします。
一人の子供でも、子供は忙しく尚且つ親も心理的にも負担に感じることで、とても次の子供を育てるのは大変だと思ってしまうのではないか。
その先に待っている子供の成長後の姿は、決してバラ色ではありません。
大概が内向き思考となり、社会や公のことに関心を持つことにはなりません。
今の国会議員を見れば、想像できます。
あくまでも仮説の話ですが、この辺りの実情をよく噛みしめないと、かけた費用はドブに捨てることになります。
政府及び関係省庁は、何が少子化の流れを加速させているのか。
もう一度よく考えて欲しいものです。