イスラエル軍は、8日、4人の人質奪還を実現しましたが、そのためにガザの住民270人以上が犠牲となり、400人以上が負傷したとの事。
病院は、血の海となり、想像を超える惨劇があったとの事。
人の命は平等であるはずですが、ここまで多数のガザの住民たちを犠牲にするという狂信的な行動には、全く理解できません。
亡くなったガザの人たちは一般市民であり、そもそもイスラエルに対し敵対的な人たちではありません。
流石に昨今はこんなイスラエルの非人道的な行為に対し、恨みを募らせる人も多いようです。
国際司法裁判所 ICJ は、ネタニヤフ首相とガラント国防相に対し、戦争犯罪を理由に逮捕状を請求しました。
また同様に、国際刑事裁判所 ICC はイスラエル国に対し、直ちにガザ南部のラファ地区への戦闘を停止するよう命令を出しました。
いずれもイスラエル側はこれらの決定を無視しています。
米国政府は、これらの国連機関の決定については、反対姿勢を出しています。
いくら米国内のユダヤ票に影響があるとしても、反対表明することはないと思いますが。
おかしなことであることは間違いありません。
一つの民族が一つの国を持つことは、島国である日本では、その切なる思いは理解できないと思います。
2000年もの間、流浪の民として生きてきたユダヤ人は、ようやく英国等の計らいでパレスチナに戻ることができました。
とは言え、ユダヤ人の中には、戦後でのこの国家建設の動きは、本物ではないとして、反対している人もいます。
本物ではない国家建設と解釈すれば、この地にまだ平和はやってこない、と想像出来るかもしれません。
その意味でも、早く2国家承認の動きは、進めていって欲しいものです。