世襲系国会議員は、自民党に多く見られる現象で、かねてより、地盤・看板・カバンを引き継げるため、容易に議員になるやすいと言われます。
初めて被選挙人になる人は、選挙区でそれらを一から構築する必要があり、当選することは容易ではないとされます。
そうした中、話題の和歌山選挙区の二階氏の三男が、地元の支援の下、候補に浮上してきました。
そのメディアの情報の中で、政治家は、自らの政治団体や資金管理団体を通じ、世襲対象としたい子供も団体を立ち上げさせ、その際の財産移動が非課税で可能となることが報じられていました。
政治家は、親から子の団体へ財産相続する際、寄付という方法で行えば、法人税、贈与税、相続税に対しては非課税対象となる、との事。
こうした「うまみ」があるため、政治家は世襲を行いたがる、となるわけです。
こんな不公平なことはあってはなりません。
政治家の家系は、代々、税金を収入源とし、のうのうと生き続けるわけです。
人の良い地元の後援会団体は、その政治家家系の家来的な心構えが残り、それをベースに代々と家系を支え「繁栄」させていくわけです。
その家来たちは、おそらく何らかウィンウィンの関係があるかもしれません。
しかし全国民から見れば、血税を、関係ない家系に吸い取られている、という具合にも映ります。
国会議員たちは、どのようにして国民の生き血を吸う構造になっているのか。
与野党内での違いはどうなのか、海外の国会議員への報酬はどうなっているのか。
詳細に分析し、政治資金全体にまつわる改革を行って欲しいものです。
このままでは、日本は世襲議員で潰されてしまいます。