元衆議院議員の金子恵美氏が、議員時代に学んだ3つの「ホ」の考え方に、腑に落ちるものがありました。
昨今、政治家の不祥事というか失言の連続に、国民はヘキヘキしているのもがあります。
身近なところで、静岡県知事の川勝知事の職業差別発言がありましたが、他にも、参議院議員の長谷川岳氏のパワハラ、無責任な裏金議員、女性の過激ステージを企画した和歌山県議、などなど。
過激ステージを多様化の事例になぞらえた県議の発言には、どう見ても理解できません。
こうした議員たちに、国民の税金が支払われることに怒りが生じます。
金子氏は、過去からの、一部の有力者議員でも、その言葉の使い方に、勉強不足を指摘していました。
そもそも政治家は、言葉が一番大事だと。
その言葉使いに、3つの注意が必要だと。
一つは「放言」、思ったことをすぐに言ってしまうこと。
二つ目に「本音」、大事な場面で、つい本音を話してしまい、墓穴を掘ること。
三つ目に「本当のこと」、機密事項など、言ってはならないことを、ここだけとばかりに話を滑らせてしまうこと。
そして、一番大事なことは、これらの3つの「ホ」の前提になるのが、国民はちゃんと話を聞いているということ。
国民を騙すとか、自分は国民よりも上だとか、考えてはならないことです。
こうしたことを常に肝に銘じているかどうか。
聴衆に受けるために、その聴衆の地域を褒め、逆に関係ない他地域を侮る話法などは、愚の骨頂と言えます。
一時一時を真剣に考え、言葉を選ぶ。
こうした基本姿勢を学ばない、自分を錯覚してしまっている議員が如何に蔓延しているか。
国民は、この基準を持って議員を選ばなければなりません。
国民が問われている時代ともいえます。