水子のこと、貴方はどれだけ知っていますか? -2ページ目

水子のこと、貴方はどれだけ知っていますか?

水子について詳しくご存じでしょうか?
慈母観音寺(別名 千里眼観音寺)法智龍馬が水子供養を通して体験した、感じた、様々なお話をかいています。
水子をお持ちの方は勿論、自分の親や子に水子のおられる方も参考になさってください。



そこでひとつの水子供養の大切なところをいいます。

皆さんは、塔婆というものを知っていますか?

塔婆は所謂、「死んだ人の体を表すもの」です。

特に水子の場合、正式に葬儀をしないまま処分されている事は多いのですが、
今一度、正式に葬儀を実施し、戒名を授け、
そしてここからですが、同時に水子の塔婆も開眼するのです。

そしてこの塔婆を水子の体と見立てて、頂水をし、灌頂を与え、
そして最後にお焚き上げをしてあげる事で、水子は完全に成仏するというものです。

そしてお焚き上げをするとき、不動護摩をおこし不動の智火で塔婆に見立てた水子の体を葬儀同様にお焚き上げするのです。

そしてその時、忘れてはいけないのは、六文銭も六枚、通常の葬儀一般のことをしてあげるということ。

さすれば、やっとお地蔵様に抱かれて三途の川を渡れるのです。

知っていますか?
お地蔵さんの持っている錫杖の先には、五輪塔(先祖墓)と六文銭六枚がついているのです。



水子が三途の川を渡れば、

貴方や子供の病気が治るかもしれません。

水子が三途の川を渡れなければ、

いずれの日か、賽の河原を、下に下に、下って行かなければなりません。
賽の河原を下れば、六道輪廻のうち、畜生道、餓鬼道、修羅道、地獄道があります。

水子が畜生道に入れば、次の転生で豚や牛に生まれ変わります。
そうなれば、血縁者のうちの誰かが癌という病気になります

正式な水子供養をすると、

・経済が安定してきます。

・子孫が繁栄してきます。

・遺伝子系の病気が治る場合があります。

・今いる子供の運命性格が安定してきます。


という事になるのではないでしょうか?



■□■□■□当主自己紹介■□■□■□■
弘法大師と執契金剛院阿闍梨大僧正圓照
大和尚を我師とし、
真言系単立の寺院をご意見無用にて当主を
つとめさせて頂いております。
また先達善友の会を発足し、皆さまと共に
各種霊場の巡礼を
楽しくさせて頂いております。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

慈母観音寺(別名 千里眼観音寺)HP



 「賽の河原地蔵和讃」 


これはこの世のことならず  死出の山路の裾野なる


さいの河原の物語  聞くにつけても哀れなり


二つや三つや四つ五つ  十にも足らぬおさなごが


父恋し母恋し  恋し恋しと泣く声は


この世の声とは事変わり  悲しさ骨身を通すなり


かのみどりごの所作として  河原の石をとり集め


これにて回向の塔を組む  一重組んでは父のため


二重組んでは母のため  三重組んではふるさとの


兄弟我身と回向して 昼は独りで遊べども


日も入り相いのその頃は  地獄の鬼が現れて


やれ汝らは何をする  娑婆に残りし父母は


追善作善の勤めなく  (ただ明け暮れの嘆きには)


(酷や可哀や不憫やと)  親の嘆きは汝らの


苦患を受くる種となる  我を恨むる事なかれと


くろがねの棒をとりのべて  積みたる塔を押し崩す


その時能化の地蔵尊  ゆるぎ出てさせたまいつつ


なにをか嘆くおさなごよ  汝ら命短かくて  

冥土の旅に来るなり


娑婆と冥土はほど遠し  我を冥土の父母と


思うて明け暮れ頼めよと  幼き者を御衣の


もすその内にかき入れて  哀れみたまうぞ有難き


いまだ歩まぬみどりごを  錫杖の柄に取り付かせ


忍辱慈悲の御肌へに  いだきかかえなでさすり


哀れみたまうぞ有難き  南無や大悲の地蔵尊




水子は三途の川の手前の賽の河原で石を積み上げます。

一つ積んでは父の為、二つ積んでは母の為、

三つ積んでは古里の兄弟我が身と回向して・・・とありますが

本当は水子は石を5つ積みたいのです。

5つ積んだらこれでやっと三途の川を渡る事を許され、

水子の血族のいる先祖の元に行けるのです。


我が親からも兄弟からも見捨てられた水子は

後はもうその家系の血族の先祖の元に行くしかありません。

石を5つ積むと五輪塔、いわゆる先祖墓となるのです。



本来これが日本のお墓の原形であり、

又先祖専用のお墓でもあります。

見た事がありますね。

しかしあの世の警察官である鬼が5つ石を積み上げる事を許しません。

鬼はあの世の秩序を守る番人なのです。

その水子の血族の者が水子に対し正式な供養をしない限り、

石を5つ積み上げる事が出来ないのです。

正式な供養とは、

当方なりに言わせてもらえば

水子と言えども私達の先祖と全く同じです。

ましてや中絶の場合は我が親に命を絶たれている訳ですから

他の先祖と同様に略式でもいいのでちゃんと葬儀を執り行い、

そして戒名を与え、

位牌を作り、

過去帳にその子の戒名を載せて上げ、

その子の命日やお盆には他の先祖同様に供養をしていくのです



■□■□■□当主自己紹介■□■□■□■
弘法大師と執契金剛院阿闍梨大僧正圓照
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また先達善友の会を発足し、皆さまと共に
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慈母観音寺(別名 千里眼観音寺)HP







お寺様は先祖供養というのをよくします。

全ての宗教の基本は先祖供養をしているといっても過言ではないくらいです。

当方の当院でもよくしています。

しかし、もっと大切な事があるのです。それは水子供養なのです。

しかも水子供養を正しく行っていない人が多いどころか水子の命日すら覚えていない人達がほとんどです。

ほとんどの人がこう言います。

「私は水子を下ろしてから一度お寺に行って水子供養をしてもらいました」

と言います。

そして私は更に

「ではそのお寺は貴方の家系の菩提寺ですね」

と聞きます。

(菩提寺とは皆さんの家が先祖代々お世話になっているお寺。法事の時に家に来てくれるお寺)と

「いいえ違います、とてもそこのお寺には頼めません」

そして

「私は水子供養をしたのは後にも先にもその時だけです。

だけどいつも水子の事を思っています」

と全く自分流に解釈して正式な水子供養をしていないという事になります。

ならば正式な水子供養とは何なんだと言われますと私はこう答えます。

他の死んだ者と同じ扱いをして上げ、きっちりと葬儀をし、戒名を授け、そして皆と同じくその子の菩提寺を親自身で決めてあげる事だと。

水子で一番辛いのは人工中絶です。

その場合よく考えなければなりません。

いわゆる自分の親の都合により自分は殺された事になります。

これほど人間の命として辛い事はありません。

それを他の死者と同じに扱わないという事は殺された子の立場からすると悲惨な気持になります。

まず中絶、流産、死産のほとんどの
水子は遺骨がありません
遺骨が無いという事はお墓がないという事になりますね。

一体水子のお骨はどこに行ったのでしょうか。

答えはこうです。

中絶の場合、水子のご遺体は病院から母親に渡される事はありません。理由は残酷なのでここでは書けませんが、医療廃棄物として処分されている事になるようです(ランクがあるようですが)。

又死産などでご遺体を渡された場合、そのご遺体を小さな木箱などに入れてくれて、
それを親が火葬場に持って行き火葬をしますが、
火葬場の人は受け取るだけで火葬する所には立ち合わせてくれない事が多いようです。

結論としては、火葬場の炉の800度という温度には小さな赤ちゃんの体は耐え切れず、全て蒸発してしまい、何も残らないのです。

ですので、親はその子の名残を持ち帰る事はできないのです。
これで水子と親を結び付けるものがなくなったかと思いきや決してそうではないのです。

その水子は何よりも母親と父親を選び、間違いなくその血族のカルマ(業)を受け継ぎ生まれてくるのです。

しかし、その業を受け取る事が得がたかった場合、又その水子の前世での仏徳が低かった場合、その水子は新しい生命を自己の体に取り入れる事が出来ず、絶命してしまう運命となってしまうのです。

一度その親という血族の業を選び、この世に生まれる決意をした水子の魂は、その血族の手厚い供養がない限り三途の川を渡る事が出来ません。

三途というあの世の川を渡れない限り再び人として生まれて来る事は出来ません。

この三途の川を渡るには非力の水子の力だけでは到底無理なのです。

水子が三途の川を泳いで渡る事は出来ません。

水子が三途の川を立ち歩いて渡る事は出来ません。

方法は一つです。

地蔵菩薩の力を借りるしかないのです



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