不動地蔵さま~当院の賽の河原にて~ | 水子のこと、貴方はどれだけ知っていますか?

水子のこと、貴方はどれだけ知っていますか?

水子について詳しくご存じでしょうか?
慈母観音寺(別名 千里眼観音寺)法智龍馬が水子供養を通して体験した、感じた、様々なお話をかいています。
水子をお持ちの方は勿論、自分の親や子に水子のおられる方も参考になさってください。


(当院所蔵 不動地蔵)


多忙な先生に代わり、大変恐縮ですが、ほっと一息ブログを書かせていただきました。

先日、当院に来られたお地蔵さまです!!お名前は不動地蔵さま。その名のとおり、
「お顔が不動明王さま、お体がお地蔵さま」のお姿です。

当院にある賽の河原にて、両手に石を抱えて水子ちゃんが石を積む姿を見守っております。
私には積んだ石を壊しにくる鬼から水子を守り、石を積むお手伝いする優しいお姿に見えました。

そして、先生もお怒りになられますが、私たち宗徒をこうして温かく見守ってくれているんだなと、とても感慨深い気持ちになりした。
(賽の河原の地蔵和讃~本当のお話~)

(当院所蔵 賽の河原にて)


高野山奥の院に、地蔵不動さまがおられるのはご存知ですか??



これもその名のとおり、「お顔がお地蔵さま。お体がお不動さま。」のお姿です。

建立者が平仮名で「かほちそう、からたふとう」(顔が小さくて、体が太く)と書いたのものを、石工の人が「顔が地蔵で体が不動」と読み間違ってしまって作られたという説です。

当院に来られたお地蔵さまは、この逆になりますね!!!

他にも奥の院には「カウンター地蔵さま」がおられます。



高野山を訪れる度に挨拶すると、私たちが何回参拝したかを覚えてくれているのです。亡くなった後、閻魔大王に「この人は高野山に○○回来られていました。信心深い方です。」と伝えてくれて、少しでも私たちの生前の罪を軽くしてくれるのだそうです。

私たちも春の結縁灌頂にて先生とともにご挨拶してきました。

(当主と宗徒さんたちでカウンター地蔵にご挨拶)


他にも「汗かき地蔵さま」や「お化粧地蔵さま」がおられ、毎回、いろんなお地蔵さまを拝みながら楽しく御廟へお参りします。
(2016年春の高野山結縁灌頂~みんなのお大師さま~)

仏教の用語に「諸行無常」ということばがあります。
この世の全てのものは常に変化し続けるということです。

何度も同じお寺にお参りしますが、そのたび自分の気持ちは変化しているものです。
ですが、仏さまはいつも同じ場所に変わらずにいます。仏さまだけはそのままです。

仏さまに手を合わせると心が落ち着きます。

変り続ける日々の環境の中、手を合わす瞬間は「無」になり、変わらない仏さまのお姿に心が落ち着いて自分を見つめ直す時間を与えてくれ、また、「どうか見守っていてください。」という気持ちになるからかもしれませんね。

(当院所蔵 渡海観音)


素敵な不動地蔵さまをお連れしてくれた ご縁に感謝します。

合掌。

■□■□■□当主自己紹介■□■□■□■
弘法大師と執契金剛院阿闍梨大僧正圓照
大和尚を我師とし、
真言系単立の寺院をご意見無用にて当主を
つとめさせて頂いております。
また先達善友の会を発足し、皆さまと共に
各種霊場の巡礼を
楽しくさせて頂いております。
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慈母観音寺(別名 千里眼観音寺)HP