33 サボ/属ごと メロカクタス | 草センリのブログ

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 メロカクタス属
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メキシコ~中米~南米ブラジル、ペルーの沿岸部の崖上や熱帯雨林の岩上に自生。

【特徴】
大きくなって、頂部に花座を付けて、開花が始まる。花座は∩型で、ピンク~褐色で鑑賞価値が高い。
英名は「トルコ帽カクタス」

花座が形成され始めたら、以後は花座だけが円筒形に成長していく。
稜は深く切れ込み、強刺が多い。

【花】
花座の、縁に円環状や中に咲く。小花で、濃ピンクから赤紫色が多い。
自家受精し、ピンクの可愛い実がつく。

【育て方】
寒さに弱く、暑くなるのを好む。1年中温暖な環境下で育てる。成長は遅い

【置き場】
光線によく当てる

【水やり】
水を好む、一般的なサボテンの倍の頻度で与える。
ただし、冬は乾燥休眠させる

【培養土】
草原用培養土でもよいほど

【殖やし方】
子を吹かない。実生で

代表的品種
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《山地性》
冬は5℃以上で
・層雲…稜は少なく、扁平。一番育てやすい
・巻雲…実生から10年で花座。花座は巨大になる
・乱雲…円錐形に、径15cmほどになる
・叢雲…花座は小さい
・マタンザナス…一番小型で、早くから花座をつける

《海岸性》
冬は10℃以上で
・赫雲…美品。大型になる、花座も大きい
・涼雲…ほぼ球形。整然とした刺が、球体を飾る
・彩雲…大型、稜間が狭い
・積雲…球形、長く強大な湾曲刺で豪壮な姿
などなど

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 ディスコカクタス属
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南米ブラジル、ボリビアが原産。小型(せいぜい径10cm)で、花座をつけることから、近年メロカクタス属に統合された。

【特徴】
やや扁平な球体、濃緑肌、分厚い稜、ほどよい長さの太い黒直刺のバランスが良い。
寒さに、弱い!

【花、花座】
花座は、登頂の窪みに綿毛をたくさん吹いて形成。
花は、花茎が長い白花の大輪、1日花。夜咲きで芳香がある。自家受精し、実をつける

【育て方、など】
メロカクタス属に準ずる。冬は10℃以上で。

代表的品種
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・ホルスティ(玉盃の華)…短刺で端正
・プギオナカンタス…同上
・白豹冠…細かい刺が多く、白い球に見える
・白条冠…同上
・ブエネッケリィ…小型で周りに子を吹いても径5cmほど
・円盤玉
・マミロッサス
・インカの王冠
など