愚劣極まる所謂徴用工問題解決案への韓国の反応 | 大放言・毒を吐くブログ アメーバ版

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※幾ら騒いでも無駄。

所謂徴用工問題で韓国政府は「韓国の財団が肩代わりする」と言う解決案を出したものの、自称元徴用工及びその取り巻き共はこの案を拒否する姿勢を明確にした模様だ。韓国では「慰安婦合意の反省」と言う事でこういう対応になっているのだろうが、反省するべきポイントが違う。「反省を活かす」と言うなら「解決に当事者の意向を反映させる」事ではなく、「如何に法や合意を遵守して相手からの信頼を得る」為の行動をしなくてはならないのだが、韓国にはそういう理解はないらしい。中央日報は「その後の展開」を予想しているが、論ずるポイントはそこじゃない。問題の本質を理解せず報道する韓国メディアにも相当の問題があると言えるだろう。


※韓国はまず内容の理解から。

韓国側があくまで「日本企業がカネを出さなければ納得しない」と主張し、韓国政府がその意向を汲むと言うのであれば日韓請求権協定を破棄し、この協定に基づいて日本が出したカネを耳を揃えて返してから言うのが筋である。

※これ全部返してからモノを言え。

この時日本が出したカネは合計8億ドル。現在の相場でも800億円ものカネになり、実際には当時と今の貨幣価値を考慮すればそれ以上の額になる事は計算するまでもない。当時の韓国の国家予算の3倍以上の額にのぼり、こっちが妥協して「800億円」だとしても自称元徴用工らが要求するカネを遥かに上回る額なのは間違いない。韓国側がどうしても「日本企業がカネを出す」事に拘るならそういう事になるのだが、韓国政府はそういう事実をキチンと説明しているのか?仮にこれを実行するのだとしても日本に返済するカネの原資は当然韓国国民の払う税金だ。自称元徴用工と言えども最低限の税金は払っているのではないのか?従って損得勘定がどうこう以前の問題なのだが、韓国には「日韓請求権協定を破棄してでも要求を貫徹する」度胸はあるまい。日本としてはここに付け込まなくてはならない。「韓国側の案を条件付きで受け入れる余地がある」なんて生温い。寧ろ

「韓国側があくまで日本企業の謝罪と賠償を要求するなら日韓請求権協定を破棄して協定に基づいて日本が出したカネを耳を揃えて返せ」

と言う位でなくてはならないのだ。尤もそうした所で「ゼロベースからの再交渉」となるだけで「徴用自体当時の法体系で合法だった」事実は小揺るぎもしない。国際法をどう解釈しても日韓併合条約が当時の国際法上有効なものであり、日本統治時代の朝鮮半島に日本の法体系が適用されていた事実を覆す事は不可能だ。韓国は自ら狙って開いた国際会議でこの件で返り討ちにされた過去をもう忘れたのだろうか?

※日本もこういう姿勢を見せるべき。

韓国政府の出した案をベースに日本が条件付きでこれを受け入れ「解決した」となっても自称元徴用工やその取り巻き共は財団から拠出されたカネの受け取りを拒否するつもりの様だ。が、一旦合意が成立してしまえば後の処理は「韓国の国内問題」となり、日本は一切関係なくなる。慰安婦合意もそうだったが、そもそも慰安婦にしろ、徴用工にしろ、当人は兎も角取り巻き共は問題が解決してしまえば団体としての役目は終え、存在意義からしてなくなる。だからコイツ等は「日本の謝罪と賠償」と言う無茶な要求を撤回しないのだ。それこそがこの連中の生命線だからだ。つまりコイツ等にとっては「解決して貰うと困る」と言う事だ。それが果たして「本当に当事者に寄り添う姿勢」なのだろうか?それこそ韓国メディアが指摘すべき事なのだが…

※自称元徴用工支援団体の本質。

自称元徴用工やその取り巻き共が財団から拠出されたカネの受け取りを拒否した場合、そのカネは供託される事になる模様だが、これに対しても「供託無効確認訴訟」を起こして法廷闘争に持ち込むつもりなのだと言う。勿論こうなる事は「解決の合意」の存在が前提になるので日本は一切関係なくなる…のだが、こうする事で「日本からのカネの拠出」を期待するなんて虫が好すぎる。そんな展開になるとどうして考えられるのだろうか?ご都合主義にも程がある。

しかも韓国メディアはこの案でさえ「韓国の譲歩」と位置付けて「日本の呼応(=謝罪と賠償)」を期待しているのだからその愚劣ぶりは筆舌に尽くし難い。日本が主張しているのは徹頭徹尾「既存の法の遵守」と言う一点である。「当事者が納得しない」からと言って既にある法を曲げる理由は存在しない。問題の本質は「韓国が法を遵守するのか否か」と言う命題だけであり、遵守して当然、それに日本が見返りと言う形で呼応する必要など最初からないのだ。こういうのを「妄言」と言うのだが、韓国メディアにはその意味が判らない様だ。

いずれにしてもこの案で強行するなら尹錫悦はレームダック化して無駄に任期を過ごすだけの大統領となり、仮に合意が成立したとしても次の大統領選挙までの話で次の左翼大統領が誰であれ、慰安婦合意同様骨抜きを画策するのは目に見えている。「最終的かつ不可逆的に」解決としても慰安婦合意はあの有り様だったのだから韓国にそうさせない為にはどんな表現が必要なのだろうか?少なくとも不肖筆者の語彙力では思い付かない。従ってこの案で解決、と言う可能性は極めて低いものになりそうだ。強引に合意に漕ぎ着けても慰安婦合意の二の舞がオチだろう。韓国に過剰な期待はしてはいけない。所詮は事実を正しく認識しない愚物共のやる事なのだから。