地方競馬の売り上げがV地回復している。
赤字続きで自治体の「お荷物」とまで言われた低迷期を乗り越
え、2022年度は全国15競馬場の売り上げ(売得金)の合
計が初めて1兆円を超えた。主な要因は、スマートフォンと新
型コロナだった。
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競馬には中央競馬と1948年から始まった地方競馬がある。
地方競馬は戦後復興が目的で、売り上げの一部は運営自治体に
還元された。現在も自治体予算に繰り入れられ、子育て支援な
ど様々な施策に使われている。
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地方競馬の売得金はバブル経済期だった1991年の9862
億円を境に2011年には3314億円まで落ち込んだ。累積
赤字が膨らむ一方で13の地方競馬が廃止された。潮目が変わ
ったのはその2011年度。全国の地方競馬に共同システムを
導入し、専用サイトから各地の馬券を購入できるようにした。
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ネット購入は2002年に始まっていたが、主催団体ごとにシ
ステムがばらばらだった。JRAのサイトから地方競馬の馬券
が買えるようになりスマホの普及も追い風になった。2020
年度の売得金は約93%がネットからの購入だった。
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V字回復の「象徴」とされているのが、一時は廃止も検討され
た高知競馬。連敗記録のハルウララ人気はあったが、回復のき
っかけは「夜さ恋ナイター」だ。午後9時頃から最終レースと
して成績不振の馬を集めたレースは全国から注目された。
各地方競馬は、ネットから入ったファンをどう競馬場に呼び込
むかさらに知恵を絞る。
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