自動車などの量産に必用な「型式指定」の不正が相次いだ。
新たに不正が判明した５社のうち、３社のトップが記者会見で
謝罪する事態に発展した。出荷停止に追い込まれた中には人気
の車種も含まれており、自動車販売店や利用者から不安の声が
上がっている。
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不正は国土交通省の指示に基づいて調査を進める中で発覚した
。トヨタの取引先は、２次下請けなども含めると１０００社以
上に及ぶ。豊田会長は「トヨタは完璧な会社ではない。間違い
をしたときには１度立ち止まり、現地・現物で確認することで
改善する余地がある」と話した。
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都内のトヨタ販売店で働く男性は「近々納車を予定しているお
客さんには『出荷停止になったので納車できない』と伝えなければ
ならない」と頭を抱えた。トヨタ車を公用車で使う愛知県豊田
市は、今回、国交省が出荷停止を指示したカローラを４０台以
上保有している。市職員の男性は「適切な試験を行っていない
車を使って、万が一、職員や市民が巻き込まれる事故が起きた
ら取り返しがつかない」と話す。
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型式指定を巡っては、ダイハツ工業などで不正が相次いだこと
を受け、業界全体での再発防止策の策定に着手していた。国交
省の検査・リコール課長は「今回、複数の社に不正があったこ
とを我々も重く受け止める」と述べた。さらに「これをきっか
けに、よりよい方向に向かうようしっかり考える必用がある」
とも語った。
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