イタリアのメローニ首相はＡＩの規制をすべきと力説した。
今年の先進７カ国（Ｇ７）首脳会議で人工知能（ＡＩ）の規制
に重点的に取り組む姿勢を鮮明にした。「高度技能を含む多く
の職がアルゴリズムに置き換えられてしまう現実の可能性に直
面している。社会危機を引き起こし、貧困の差を広げ、中間層
を消滅させるだろう」。
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特にＡＩが労働市場にもたらす影響に強い危機感を示した。
イタリアでは若者の高失業率が深刻な問題となっており、国際
的な枠組みでの規制や対策を通じ、雇用を守る方策を確立する
狙いがあるようだ。
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イタリアでは昨年３月、情報保護当局が、対話型ＡＩサービス
「チャットＧＰＴ」の利用を一時禁止するなど、西側諸国のな
かでもＡＩへの警戒感を強く打ち出してきた。背景にはイタリ
ア国内でＡＩの普及で雇用が奪われるとの指摘が出ている。
イタリアの昨年１２月の失業率は７％でＥＵ平均を上回った。
特に２４歳以下が２０％と深刻で、少子化を加速させている。
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ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては「軍事力を持つ国が隣国
を侵略し、国家の平和的共存に向けた数十年の進歩を覆すよう
な行動は受け入れられない」とロシアも非難した。
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