前回の乗馬クラブは惨憺たる思いが残るものだった。
いつものようにランランに騎乗したわけだが、同乗した馬場で
は他馬がいた。今まではそうでもなかったのに前回に限っては、
その他馬に近づくと止まってしまって動こうとしない。
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しかたがないので拍車を使って動かそうとすると、インストラ
クターが「拍車はランランがムキになるだけでよくない」。
拍車がダメならムチを使うしかないので止まるとムチを使う。
「バシッ」と高らかに音はするが、ランランは止まってもなか
なか動こうとはしない。なぜ効かないのだろう。
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前回は寒さもきびしくなったので、乗馬クラブにあるゼッケン
の厚くて大きめのものを使って寒さをしのがせよう。だがラン
ランに対するそのやさしい思いが裏目に出るのだった。
ムチの音がその日に限って、「バシッ」から乾いた「パン」に
変わっていたのをなんとも思わなかった。
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前回の騎乗が終わった後、いつものように本日の反省をした。
その時「ハッ」思い出した。あの乾いた音はゼッケンをたたく
音で、ランランのお尻には直接当たらずに間接的にしか当たっ
ていないので、ほとんど効いていないことなる。
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本日岩国乗馬クラブに行き、いつものように馬装道具の準備に
取りかかった。前回使ったゼッケンは、通常使うものより１０
センチ程大きいのがわかったので小さめのゼッケンを選んだ。
よしこれで、ランランは前回のように逆らわなくなるはず。
おっと、続きは明日になりました。又見てね。
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