「カギを貸して下さい」 | 素晴らしい人生を謳歌しよう

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2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん。


事務所にアパート入居者の職場の人から電話が入った。
そしてしばらくして入居者の母親に変わった。
「息子と連絡が取れないので、今アパートに来ているんです」
「アパートのエアコンはついているので、居るとは思うんです
が出てこないんです。カギを貸してもらえませんか」
「カギは用意しておきますので、取りに来て下さい」

○○アパート△△号室のAさんは22歳で、入居して1年。
申込書のアパート暮らしの理由には、「今まで自宅で生活を
していたが、一人暮らしがしたくなった」と書いてある。
電話でのやりとりから、ただならぬ様子が感じ取れた。

しばらくして、職場の人と母親がやってきた。
「ドアホンをいくら押しても、出てこないんです・・・」
「わかりました。この書面に名前など書いてもらえますか」
カギ貸し出書に必要事項を書いてもらい、カギを渡した。
「何かあったら、すぐに警察に連絡をしてください」

2時間後にふたたび母親が、カギを返却にやってきた。
「中に入ったら、息子は居なかったんです・・・」
「何もなくて、本当によかったですね」
「お世話になり、ありがとうございました」
状況から不測の事態が起こっているかもしれない、と心配して
いたがよかった。それにしても、Aさんはどこに行ったのだろ
う。1度あることは2度あるのでこれからも注意が必要だ。


                                            
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